ついに、2022年6月8日(水)にマイクラ統合版にバージョン1.19「ワイルドアップデート」が来ました。
今回のアップデートは小数点第2位の大型アップデートのため、追加された要素がたくさんありますね。
まだ詳細が不明な内容もありますが、1.19アップデートの情報をできる限りまとめましたのでご覧ください。
ディープダークバイオームの追加
ディープダークは、オーバーワールド(表世界)の山岳系バイオームの地下(y座標0未満)に生成されることのある新しいバイオームです。
ディープダークの特徴としては、新ブロックである「スカルク系ブロック」に覆われており、特殊なギミックによって新モブ『ウォーデン』がスポーンします。
また、ディープダークには新構造物である「古代都市」が生成されている場合があります。
古代都市の追加
古代都市は、ディープダークバイオームに生成されることのある巨大な構造物です。
古代都市は「スカルク系ブロック」と「ディープスレート系ブロック」によって作られており、ディープダークと同じく、特殊なギミックによって『ウォーデン』がスポーンします。
古代都市の各所には報酬としてチェストが設置されています。
ちなみに、コマンドを使って古代都市を探す場合は、以下をチャット欄に入力します。
/locate ancientcity
強化ディープスレート
古代都市の中央には「強化ディープスレート」というブロックで囲まれた大きな四角いポータルのようなものがあります。
この「強化ディープスレート」は、シルクタッチの道具であっても回収することができません。(破壊は可能)
古代都市の隠し部屋
中央の「強化ディープスレート」で囲まれたポータルの下には隠し部屋があります。
この隠し部屋に入るには、古代都市ごとに異なる3種類の仕掛けを解き、黒樫の木材で作られた橋の下あたりにある隠し扉を開く必要があります。
隠し部屋の中には、隠し扉のレッドストーン装置のほかに、いくつかのレッドストーン回路が組まれています。
それらに特に意味はないようで、また隠し部屋には報酬のチェストなどもありません。
3種類の仕掛けについては以下をご覧ください。
ちなみに隠し扉は、時間経過で再び閉まる仕掛けになっているので、仕掛けを解いたらすぐに隠し扉のところまで行く必要があります。
チェストが置かれているパターン
中央にチェストが置かれているパターンの場合は、チェストの中に食べ物が入っているので、それをチェストの近くで食べると隠し扉が開きます。
壁ブロックが置かれているパターン
※詳細は現在調査中です
壁ブロックが2列で置かれているパターンの場合は、壁ブロックと壁ブロックの間の通路のようになっているところをスニーク(しゃがみ)せずに移動すると隠し扉が開くようです。
何も置かれていないパターン
チェストも壁ブロックも置かれていないパターンの場合は、近くの「模様入りのディープスレート」の上に立つと隠し扉が開きます。
敵モブ「ウォーデン」の追加
ウォーデンは、「スカルク系ブロック」のギミックによってスポーンする敵モブです。
ウォーデンは目が見えないかわりに聴覚と嗅覚に優れたモブで、プレイヤーだけでなくゾンビなどのモブにも襲い掛かります。
まずウォーデンは、出現時に近くのプレイヤーに対して「暗闇」の状態異常を付与してきます。
そして、プレイヤーの歩く音からブロックを設置する音まで、ありとあらゆる「音」を検知してプレイヤーを探します。
音を出さなかったとしても、匂いをかぎながら少しずつプレイヤーに近づいてきて、近づかれ過ぎると居場所がバレます。
プレイヤーの居場所がバレると、興奮状態になって攻撃を開始します。
ウォーデンの攻撃方法は、盾で防ぐと5秒間盾が使えなくなる「近接攻撃」、プレイヤーの全力疾走並みの速さの「突進」、さらに壁を貫通する「遠距離ビーム」もしてきます。
ウォーデンは、居場所がバレてない状態で60秒間が経過すると、地面に潜ってデスポーンします。
ウォーデンは倒すことも可能ですが、その体力はエンダードラゴンの2.5倍もあります。
またウォーデンは、『出現させてはいけない』『逃げることが最善』という設定のモブのため、倒しても「スカルクカタリスト」しかドロップせず、倒したことによる進捗もありません。
ウォーデンの攻略法としては、しゃがみながら移動することで、音を出さずに移動することが可能です。
また、「羊毛(ウール)」は音を吸収して音を出さないブロックとなっており、ディープダークおよびウォーデン攻略のカギとなります。
他にも、雪玉などを遠くに向かって投げるとそちらに誘導することが可能です。
ただし連続で投げるとバレてしまいます。
スカルク系ブロックの追加
スカルク系ブロックは、新バイオーム「ディープダーク」に点在するブロックです。
全部で5種類あります。
スカルク系ブロックの共通点として、掘る速度が最も早いのは「クワ」で、シルクタッチのついた道具でないと回収できません。
スカルク
スカルクは、ディープダークに最も多く点在するブロックです。
特に効果などはないようです。
スカルク ヴェイン
こちらもディープダークにスカルクと同じくらい点在する、コケのようなブロックです。
「ヒカリゴケ」と同じく、ブロックの複数の側面に設置することができます。(同じマスでも可)
特に効果はありません。
スカルク カタリスト
スカルクカタリストは、ディープダークに少量あるブロックです。
スカルクカタリストには、半径8マス以内でモブが死亡して経験値をドロップすると、その経験値に応じて周囲の「土」や「石」などのブロックを「スカルク」や「スカルクヴェイン」に変化させる効果があります。
スカルク シュリーカー
スカルクシュリーカーは、ディープダークに少量あるブロックで、『ウォーデン』を呼び寄せてしまうブロックです。
スカルクシュリーカーは、レッドストーン信号を受け取る、付近のスカルクセンサーが起動する、または直接踏まれることによって起動します。
スカルクシュリーカーが起動すると、周囲40マス以内のプレイヤーに「暗闇」の状態異常を付与します。
そして、起動するごとに「警戒レベル」が1増加し、警戒レベルが4になると『ウォーデン』を呼び寄せます。
警戒レベルは10分ごとに減少するとのこと。
スカルク センサー
スカルクセンサーも、ディープダークで少量みられるブロックです。
スカルクセンサーには、半径8ブロック以内で発生した音などの「振動」を検知すると、レッドストーン信号を出力する効果があります。
また「プレイヤーの行動によって発生した振動」にスカルクセンサーが反応すると、半径8ブロック以内のスカルクシュリーカーに振動を送り、スカルクシュリーカーを起動させます。
この「スカルクセンサー」と「スカルクシュリーカー」の組み合わせこそが、ディープダークバイオームにおいて『ウォーデン』が出現させてしまうギミックです。
ちなみに「ウール」が振動源とスカルクセンサーの間にあると、ウールが振動を吸収してスカルクセンサーまで伝わらなくなります。
マングローブの沼地バイオームの追加
マングローブの沼地は、ジャングルや砂漠などの熱帯に隣り合って生成されることがある沼地バイオームの亜種です。
地面は主に新ブロックの「泥」になっており、あたり一面には新しい木である「マングローブの木」が生えています。
ブタやウシといった動物モブがスポーンせず、新しい動物の「カエル(熱帯)」のみがスポーンします。
また、これまでの沼地バイオームと同じく「スライム」がスポーンします。
「マングローブの木」およびマングローブの建築材の追加
マングローブの木
マングローブの木は、その名の通りマングローブの沼地に生成される新しい木です。
マングローブの木の特徴として、地面から大量にのびている「マングローブの根」の上の高いところに生えており、かなり採取がしづらいです。
このマングローブの木の葉っぱには、下向きに「マングローブのむかご」というものが付いています。
このむかごはマングローブの木の苗木にあたるもので、これまでの木と同じく土などに植えることでマングローブの木を育てることができます。
また、むかごに限り水中に植えることができます。
この「むかご」を成長させても「マングローブの根」の上に「マングローブの木」が生える形になるので、マングローブの木は集めるのが大変そうです。
ちなみに「マングローブのむかご」は、マングローブの葉の下側に向けて「骨粉」を使うことでも生えてきて、5段階目まで成長すると収穫できるようになります。
また、行商人の取引でもランダム出現するようになりました。
マングローブの木の建築材
マングローブの木も、これまでの木と同じくクラフトで「マングローブの木材」となり、その木材から「階段」や「ドア」などが作れます。
また、これまでの木と同じように、斧で皮をはがしたり、切り口が見えないようにクラフトすることも可能です。
泥系ブロックの追加
泥
泥は、マングローブの沼地に生成されているブロックで、掘る速度が最も早いのは「シャベル」です。
泥は自然生成以外にも、土ブロックに向けて「水入りビン」を使うと泥に変化するという仕様があります。
また、「尖ったドリップストーン」のついたブロックの上に「泥」を設置すると、時間経過で水が抜けて「粘土ブロック」に変化します。
ボタン押しっぱで土を置くだけで泥が作れる装置の作り方はこちら
固まった泥
固まった泥は、「泥」と「小麦」からクラフトできるブロックです。
「泥レンガ」を作るための材料となります。
泥レンガ
泥レンガは、「固まった泥」4つから4つクラフトできるブロックです。
泥レンガはこれまでのレンガブロックと同じく、「ハーフブロック」「階段」「壁」に加工することができます。
泥だらけのマングローブの根
泥だらけのマングローブの根は、マングローブの沼地の地面に少量あるブロックです。
また、「泥」と「マングローブの根」からクラフトすることもできます。
「泥」と「マングローブの根」に分離したりすることもできないようで、この見た目のまま使う以外に用途はないようです。
「カエル」「オタマジャクシ」「カエルライト」の追加
カエル
カエルは、沼地またはマングローブの沼地にスポーン、または「オタマジャクシ」から成長してスポーンするモブです。
カエルには「オレンジ」「緑」「白」の3色がおり、オタマジャクシから成長した時にいたバイオームの種類によって色が変わります。
どのバイオームでどの色になるかは、こちらの Frog – Minecraft Wiki をご覧ください。
カエルの特徴として、「小さいスライム」と「小さいマグマキューブ」を食べます。
そして「小さいマグマキューブ」を食べると、「カエルライト」という光源ブロックをドロップします。
この「カエルライト」は、カエルの色によって色が変わります。
カエルを増やすには、2匹のカエルにスライムボールを1つずつ与えます。
すると、近くの水の上に移動してからカエルの卵を産みます。
カエルの卵は時間経過でオタマジャクシが2~6匹生まれます。
オタマジャクシ
オタマジャクシはカエルの幼生モブで、カエルの卵からのみスポーンします。
オタマジャクシのエサは「スライムボール」で、手に持つと寄ってくるようになり、エサをやることで成長を促進することが可能です。
また、オタマジャクシは「水入りバケツ」に回収して移動させることが可能です。
そのほか、ウーパールーパーはオタマジャクシを攻撃して食べてしまうので注意しましょう。
オタマジャクシは卵から生まれる時、周囲にはじけ飛んで陸地で窒息死してしまうことがあるので、孵化させる時は水の周りを1~2段の高さで囲んでおいたほうがよさそうです。
カエルライト
カエルライトは、カエルが「小さいマグマキューブ」を食べた時にドロップする光源ブロックです。
マグマキューブを食べたカエルの色によって「パールセントのカエルライト」「新緑色のカエルライト」「黄土色のカエルライト」という3色が変わります。
光の強さは「ジャック・オ・ランタン」や「シーランタン」と同じく最大レベルの15です。(たいまつは14)
カエルライトが無限に手に入るカエルライトトラップの作り方はこちら
友好モブ「アレイ」の追加
アレイは、「森の洋館」の牢獄、または「略奪者の前哨基地」の牢屋内にスポーンする友好モブです。
アレイに何かアイテムを与えると、プレイヤーを追従するようになり、32マス以内にある同じアイテムを拾ってきてくれるようになります。
アレイのインベントリは1スロット分あり、1種類のアイテムを1スタックまで持ち運ぶことができます。
また、アレイの近くで音符ブロックを鳴らすと、30秒間プレイヤーではなく音符ブロックの近くに集めたアイテムを落とすようになります。
アレイは毎秒ハート1つを自然回復しており、溶岩や火などで燃えても簡単には死にません。(溶岩の中にずっといるとさすがに回復力が追いつきません)
また、アイテムを持った状態のアレイにはプレイヤーの攻撃が当たらなくなるという仕様もあります。
ですので、アイテムを持たせておけば敵モブと戦ってる時に間違ってアレイを殴ってしまうという心配もありません。
ちなみに、アレイは繁殖させることはできません。
チェスト付きボートの追加
チェスト付きボートは、その見た目通り「チェスト」と「ボート」からクラフトできます。
普通のボートと同じく村人や敵モブも乗せることができますが、2人乗りはできません。
チェスト付きボートのチェストは、ボートに乗った状態でもボートに乗っていない状態でも開くことができます。
ホッパーにも対応していて、チェスト付きボートの上下にホッパーを置いたり、横からホッパーを接続しても、ホッパーを通じてアイテムが移動します。
そのほか、かまどの燃料として使える点や、ネザーのピグリンの近くでチェストを開くとピグリンが襲ってくる点はチェストやボートと同じです。
「高速スニーク」エンチャントの追加
高速スニークのエンチャントは、スニーク(しゃがみ)の移動速度が上昇するエンチャントです。
古代都市のチェストから入手が可能で、エンチャントをつけられる部位はレギンスです。
最大レベルは3で、レベル1を装備すると通常歩行の45%の移動速度になり、そこから1レベル上がるごとに15%ずつ上昇します。
「リカバリーコンパス」および「こだまの欠片」の追加
リカバリーコンパスは、古代都市のチェストから入手可能な「こだまの欠片」8個と「コンパス」からクラフトできる新機能のコンパスです。
プレイヤーが最後に死んだ場所を指し示すという機能を持っています。
その性質から、普段は拠点などに保管しておき、死んでしまった時に死んだ場所がわからない場合に使うアイテムとなっています。
ヤギの角の追加
ヤギの角は、ヤギが突進して「氷塊」「石」「鉱石」「原木」などにぶつかった時にドロップするアイテムです。
ヤギの角は使用すると音を発するアイテムで、全部で8種類あってそれぞれ音色が違います。
そのうち4種類は、「叫ぶヤギ」という2%の確率でスポーンするレアなヤギの突進からしかドロップしないとのこと(未確認)
ヤギの角笛 – Minecraft Wiki より
ヤギの角の種類名は「熟考」「歌う」「追求」「感じる」「称賛」「呼び出し」「憧れ」「抵抗」となっています。
音楽ディスク「レナ レイン – otherside」「Samuel Aberg – 5」の追加
新しい音楽ディスク「レナ レイン – otherside」と「Samuel Aberg – 5」が追加されました。
「レナレイン」は古代都市のチェスト内に入っていることがあります。
「Samuel Aberg」については入手方法が特殊で、古代都市のチェスト内に入っていることがある「ディスクの断片」を9つ集めてクラフトすると作ることができます。
細かい変更点
「〇〇付きトロッコ」が1つのアイテムとしてドロップするようになった
これまで「ホッパー付きトロッコ」などの合体したトロッコを破壊すると、ホッパーとトロッコに分かれてドロップしていました。
それが今回のアップデートから「ホッパー付きトロッコ」のままドロップするようになりました。
スペクテイターモードで地上に立った状態からでも上下に動けるようになった
マイクラ統合版1.18.30アップデートから試験的に実装された、ブロックを自由にすり抜けられるスペクテイターモード。
以前は、地上に立った状態からスペクテイターモードにすると上下に動けないという不具合がありましたが、この問題が修正されました。
また、そのほかにも細かい修正が行われたようです。
ただし、依然としてスペクテイターモードは試験的な実装となっています。
ちなみにスペクテイターモードにするには、ワールドに入る前の「設定」→「ゲーム」の「実験」の項目内にある「スペクテイターモード」をONにしてから、ワールド内のチャットに以下のコマンドを打ちこみます。
/gamemode 6
スペクテイターモードからサバイバルモードに戻すには
/gamemode 0
クリエイティブモードに戻すには
/gamemode 1
とチャット欄に打ち込みます。
まとめ
以上、マイクラ統合版バージョン1.19「ワイルドアップデート」のまとめでした。
より詳しいアップデート内容についてはMinecraftの公式ページ(英語)をご覧ください。
個人的には「カエルライト」が特にお気に入りで、作成難易度は高そうですがさっそく『カエルライトトラップ』の構想と制作に取り掛かりたいと思います。
完成しましたら当ブログでも作り方を紹介したいと思いますので、しばしお待ちください。
それではみなさんも、アップデートされたマインクラフトをお楽しみください。
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