ある日のこと、「久々にPS2でゲームがやりたい」と思ったものの、1つ問題がありました。
部屋には犬と猫がおり、寝落ちでもして少しでも目を離すと、純正品のコントローラーのコードをかじられる危険があったのです。
今はプレミアがついて入手困難な純正コントローラー。
失いたくはありません。
ということで今回は、AmazonでFancyanというブランドが出している、安くていかにも中華製といった感じのPS2の無線コントローラーを購入しました。
Amazonのレビューには「動作しないゲームがある」といったことも書かれていたのでかなり悩みましたが、他の選択肢もなく、値段も安かったので失敗覚悟で買いました。
結論から言うと、個人的には思ったよりも使えてそれなりに満足の商品でした。
しかし、一部動作しないゲームがあるのも事実でした。
いくつかのゲームの動作確認などもしましたので、それも含めたレビュー、よければご覧ください。
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商品の内容
商品が届いてAmazonのダンボールを開けてみると、白くて小さい箱の中に商品が入っていました。
内容は、本体である『無線コントローラー』、PS2に接続する『コネクタ』、あと『取扱説明書』ですね。
詳しく見ていきます。
Amazonの画像とデザインが違う
まず最初に思ったのは、
Amazonの画像とデザイン違くね?
ということでした。
Amazonの画像では右のボタンに何もデザインがないのですが、届いたコントローラーには『〇×△□』がデザインされていました。
しかし、中華製でこの程度はよくあること。
少し不安になりつつも、大事なのは使えるか使えないかなので、次を見ていきます。
単4電池2本が必要(付属は無し)
コントローラーの背面のつまみを開けると電池を入れる場所がありました。
電池は単4電池2本ですね。
さすがに電池の付属はしておらず、自分で用意する必要がありました。
Amazonのレビューでは「つまみが硬すぎて開かない」というものもありましたが、むしろ柔らかかったです。
説明書は日本語でしっかりしている
説明書は日本語で書かれていて、その日本語も思ったよりしっかりしています。
基本的な使い方から各種機能について細かく書かれており、使用上の注意もていねいに書かれていました。
説明書は保証書を兼ねているとのことで、自然故障に限り1年間保証との記載もありました。
もっとおかしな日本語翻訳の説明書を想像していたので、読みやすくて驚きました。
デザインの違いによる不安が少し解消されました。
使ってみた感想
使い方が簡単
使い方はとても簡単でした。
説明書に書かれている通り、PS2本体のコントローラーの差込口にコネクタ(レシーバー)を差し込み、無線コントローラーの下部にある電源スイッチをオンにしてから「START」ボタンを押すだけ。
すぐに使い始めることができました。
コントローラーは持ちやすくて軽い
純正品のコントローラーとそっくりなデザインの通り、手に握った感じも純正品と変わらず持ちやすいです。
重さは、純正品のコントローラーと同等かそれよりも軽いですね。
普段はPS4の純正コントローラーやSwitchのプロコンを使っていますが、それよりも軽く感じました。
電池を入れてもそこまで重くないのは良かったです。
十字キーは少し硬いがボタンは押しやすい
十字キーは、純正品やPS4のコントローラーに比べると少し硬く、慣れないとゲームによっては気になるかもしれません。
「〇×△□」「START」「SELECT」「MODE」「R1」「L1」ボタンは、どれも違和感がなく押しやすいです。
ただ「R2」「L2」に関しては、押しにくいとは言わないものの、違和感のあるちょっとした硬さを感じました。
スティックの感度はやや難あり
スティックは、動かしてみるとかなり軽いです。
そして、スティックの感度(カーソルなどの移動速度)は少し大雑把で気になるかもしれません。
実際にやってみたゲームの中では、「実況パワフルプロ野球2009」の投手や打者のポインターの操作が難しく、素早く思った場所に合わせるのが難しかったです。
ですが、スティックを完全に倒して移動するゲームであれば違和感はなく、普通に遊べそうでした。
オートスリープ機能が便利
ワイヤレス接続前は30秒、ワイヤレス接続後は5分で、オートスリープします。
電池の消費を自動的に抑えてくれるのは助かりますね。
スリープを解除してコントローラーの使用を再開する場合は「START」ボタンを押します。
他のコントローラーではどのボタンでもスリープ解除だったりするので少し違和感はありますが、慣れれば問題ないでしょう。
バイブレーション機能は問題なし
バイブレーション(振動)機能があるということで、いくつかのゲームで試してみましたが問題なく動作しました。
試した限りでは振動が大きすぎるといったこともなかったです。
ちなみに、「振動機能のオンオフについてはゲーム側の設定で行ってください」と書かれていて、純正品と同じくコントローラーそのものに振動機能のオンオフスイッチなどは無いですね。
いくつかのゲームを動作確認してみた
冒頭でも書いた通り、Amazonのレビューに「動作しないゲームがある」というものがあったので、いくつかのゲームで動作確認をしてみました。
実況パワフルプロ野球2009(正常動作)
コナミから発売された、みなさんご存知の野球ゲームですね。
私はこのゲームを「栄冠ナイン」というシミュレーションモードが遊びたくて買いました。
対戦モードやサクセスモードを一切やらず、この栄冠ナインをひたすら遊んでいましたね。
ゲームの動作については基本的に問題ありませんでした。
トルネコの大冒険3(ほぼ正常動作)
チュンソフト(現:スパイク・チュンソフト)から発売された、『風来のシレン』と同じ「不思議のダンジョンシリーズ」のローグライクゲームですね。
入るたびにアイテムやマップが変化するダンジョンを、ターン制のもと戦略を立てながらモンスターを倒したりしてクリアを目指すゲームです。
このトルネコ3は、モンスターを仲間にできるシステムが特徴のひとつで、またシリーズの中でもクリア後ダンジョンの難易度が高いことでも有名ですね。
ゲームの動作についてはほぼ正常でしたが、ひとつだけ問題がありました。
ダンジョン内のみですが、スティックで真上への移動ができないのです。
このゲーム、ダンジョン内はマス移動になっていて基本的にスティックは使わないのですが、スティックも使えるので移動してみたところ、真上への移動だけできませんでした。
ちょっと角度をずらして入力してみても絶対に真上に移動できず、斜め移動をしてしまいました。
そして、このゲームはダンジョンの外はマス移動ではなくフリー移動なのですが、そちらでは真上への移動はもちろん、そのほかの移動にも問題はありませんでした。
そのため、ゲームを遊ぶうえでは基本的に不都合はないと言ったところです。
ちなみに、Amazonのレビューに「トルネコ3でアイテムをまとめて保存の壺に入れられない」というものがあったのですが、試してみたところ問題なくアイテムをまとめて入れることができました。
ファイナルファンタジーX インターナショナル(正常動作)
スクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売されている有名なロールプレイングゲームですね。
Xはシリーズの中でも特にストーリーの評価が高い作品で、こちらはいくつもの追加要素が入ってボイスも英語になっているインターナショナル版ですね。
追加要素の難易度もかなりのもので、既プレイヤーなら「ビサイド村のヘレティック・ヴァルファーレ」と聞いてトラウマを思い出すんじゃないでしょうか。
現在ならPS4やSwitchなどで発売されている「HDリマスター版」でも、同じく追加要素が遊べてボイスも日本語のままですね。
ゲームの動作は正常でした。
通常版があればそちらの動作を試したかったのですが見つかりませんでした。
ファイナルファンタジーⅫ インターナショナル(正常動作)
FFシリーズが続きます。またインターナショナルしか見つかりませんでした…
Ⅻはシリーズの中でもかなり変化球の作品で、フィールドからバトルへの移行がなくなっていたり、ガンビットという自動戦闘システムのあるゲームです。
実は、せっかく買ったのに追加要素をほとんどやらないまま遊ばなくなってしまったゲームです。
そして、やろうやろうと思っている内に、同じく追加要素が含まれているHDリマスター版のゾディアックエイジが発売されてしまいました。
どうせやるならHDリマスター版をやると思うので、もうこのゲームをやることはなさそうです…
こちらもゲームの動作は正常でした。
ファイナルファンタジーⅦ【PS1】(正常動作)
FFシリーズが続きますが、これまで試してきたゲームと大きく異なり、これはPS1のゲームです。
PS2でPS1のゲームを起動してみました。
Ⅶはシリーズの中でも屈指の人気を誇る作品で、最近では完全リメイクを行った「FF7リメイク」も発売されましたね。
個人的には世間ほどの評価ではなかった作品ですが、ゴールドソーサーはスノボをはじめ潜水艦からバイクからバスケまで、ずっと遊んでましたね。
ゲームの動作はというと、こちらも問題なく動作しました。
PS1のゲームだからといって動作しないということは無さそうですね。
テイルズ オブ デスティニー2(動作せず)
テイルズシリーズは、ナムコ(現:バンダイナムコ)から出ている2Dおよび3DのアクションRPGです。
デスティニー2はPS2で最初に発売されたテイルズ作品でもあります。
ちなみに、私が人生で初めてプレイしたテイルズシリーズがこのデスティニー2でした。
デスティニー1を飛ばしてのプレイでしたが、ストーリー的な理解に問題はなく、コンボを出すのが気持ち良くてハマりましたね。
このテイルズシリーズですが、Amazonのレビューに「テイルズシリーズは動きません」とあったので動作確認をしてみました。
結果はなんと、本当に動作しませんでした。
オープニングムービーが流れ始めてから、スタートボタンを押しても他のボタン押しても無反応、できるはずのオープニングスキップができません。
コントローラーの「MODE」切り替えボタンを押してみても変わらず。
そして、オープニングムービーが終わってメインメニューが表示されたらワンチャンないかと思いましたが、やはりダメでした。
結局、何をしてもテイルズオブデスティニー2は動かないという結果に。
「これは本当にテイルズシリーズは動作しないのか?」と思い、ここから手持ちのあらゆるテイルズシリーズを試していきました。
テイルズ オブ ジ アビス(正常動作)
「テイルズシリーズは全滅なのか?」と思いながら、次に動作確認をしたのがジアビス。
シリーズ10周年記念として発売されたジアビスは、PS2のテイルズシリーズの中では中期~後期の作品にあたります。
ジアビスはテイルズシリーズの中でもストーリーもバトルもクセが少なくて遊びやすく、個人的にも好きな作品のひとつです。
あとからロード時間の長さで不評になっていることを知りましたが、自分はそれほど気にならなかったですね。
結果はなんと、正常に動作しました!
オープニングムービーもしっかりとスキップできて、NEWGAMEでゲームを開始してバトルのチュートリアルまでやりましたが、動作に問題はありませんでした。
ジアビスも動かなかったら終わろうと思っていたテイルズシリーズの動作確認ですが、正常動作する作品もあることがわかったので検証を続けていきました。
テイルズ オブ デスティニー【PS2】(動作せず)
「PS2の後期作品なら動くんじゃないか?」と思って次に起動してみたのが、PS2でリメイクされたデスティニー1。
デスティニー1はもともとPS1で発売されていた作品ですが、デスティニー2が発売されたあとにPS2でリメイクされました。
発売時期はジアビスよりも後です。
実は、恥ずかしながら買うだけ買ってプレイしておらず、いつか必ずプレイしなければと思っている作品です。
結果は、まさかの動作せず。
発売された時期は関係ないようです。
こちらもやはりオープニングムービーのスキップから何から何まで、一切の操作を受け付けてくれませんでした。
テイルズ オブ リバース(動作せず)
動作するかどうかに発売時期は関係ないとわかったので、片っ端から検証していきます。
次に動作確認したのはリバースで、発売時期としてはデスティニー2より後、ジアビスより前ですね。
世間的には評価の低いリバースですが、個人的にはテイルズシリーズで一番ストーリーが好きです。
ピーチパイのシーンは何度見ても泣きそうになりますね。
結果は、残念ながら動作せず。
それはまるでヴェイグの暴走によって氷漬けにされてしまったクレアのよう。
(冒頭のシーンです)
テイルズ オブ レジェンディア(正常動作)
最後に動作確認したのがレジェンディア。
発売時期的にはリバースより後で、ジアビスより前ですね。
恥ずかしながら唯一途中でやめてしまったテイルズ作品で、好きな人もいるとは思いますが、個人的にはイマイチだった作品です。
こちらは正常に動作しました。
これで手持ちのテイルズシリーズはすべて検証しました。
本当はテイルズ以外のナムコ作品も検証できればよかったのですが、他にナムコのゲームを買ったことがありませんでした…
機動戦士ガンダム ガンダムvsZガンダム(正常動作)
バンダイ(現:バンダイナムコ)から出ている「ガンダムvsシリーズ」の家庭用3作品目です。
vsシリーズは、2対2で射撃と格闘を組み合わせて戦うチームバトルアクションで、アーケードで非常に人気のあった作品です。
かつては私もゲームセンターに入り浸ってずっと遊んでいたことがあります。
ガンダムに興味はなかった私ですが、射撃と格闘を組み合わせて戦うガンダムゲームのシステムが好きになり、このシリーズをきっかけにガンダムゲームをいくつもプレイしました。
ゲームの動作はというと
こいつ・・・動くぞ!(byアムロ)
はい、正常に動作しました。
SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.28 テトリスコレクション(正常動作)
セガから発売された、みなさんご存知の落ち物パズルです。
ゲーム内には複数のモードがあるのですが、中でもかつてアーケードで大ブームとなったセガ初作のテトリスが遊べるのが特徴です。
昔のアーケードのテトリスが懐かしくて、あの音楽や音でまたテトリスがしたいと思ってわざわざ買ったゲームです。
当時は消し方のテトリスやTスピンといった概念はなく、ホールドもなければ着地寸前のミノを回転させ続けることもできませんでしたね。
こちらのゲームも正常に動作しました。
まとめ
今回は、PS2の無線コントローラーを買ったので、そのレビューをさせて頂きました。
個人的には、値段のわりに思ったよりも使いやすく、コードの問題が解決してPS2が遊べるようになったので満足しています。
また、テイルズシリーズで一部動作しないゲームはありましたが、どちらかというと動作しないゲームの方が少ないようで安心しました。
あとやはり、コードがないと部屋がすっきりして嬉しいですね。
結果としてはいい買い物でした。
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