今回は、かまどの燃料としても優秀な「乾燥した昆布ブロック」の素材である、「昆布」および「乾燥した昆布」が自動で集まる、全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機の作り方を紹介します。
今回紹介する全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機の特徴はこちら!
昆布は、かまどで精錬してから「乾燥した昆布ブロック」にすると、スタックできる燃料としては2番目に長持ちします。
また、「乾燥した昆布」は食料として食べることも可能で、満腹度の回復量は低いですが他の食料よりも早く食べられるという特徴があります。
拠点の近くなどに作っておけば生活してるうちに昆布が集まるので、ぜひ参考にして作ってみて下さい。
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機とは?
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機とは、昆布の成長をオブザーバーなどで検知し、ピストンを動かして「昆布」を自動収穫する装置です。
収穫した昆布をそのまま『自動かまど(燻製器)』で焼くことで、「乾燥した昆布」を自動で作ることもできます。
装置の仕組みは『サトウキビ&竹収穫機』に近いですが、水中にしか植えられないため回収方法などに工夫が必要です。
この装置はどんな場所でも作ることができるため、拠点の近くに作れば生活しながら「昆布」や「乾燥した昆布」が集まっていきます。
また、収穫した昆布を焼く燃料として「乾燥した昆布ブロック」を使っても収穫量の方が上回るので、これ一台で「乾燥した昆布ブロック」を無限に増やしていけます。
昆布(乾燥した昆布)の使い道
昆布(乾燥した昆布)の使い道は、主に以下の5つです。
乾燥した昆布ブロックにすると燃料として使える
昆布収穫機を作った上での昆布の使い道としては、乾燥した昆布からクラフトできる「乾燥した昆布ブロック」を燃料として使うのが代表的かと思います。
乾燥した昆布ブロックは、スタックできる燃料としては2番目に長持ちします。
1スタックあたりの精錬数は1280個で、これは「溶岩入りバケツ」の12.8倍にもなります。
ひたすらアイテムを焼く時、『無限溶岩(マグマ)製造機』から溶岩を補充するのすら面倒なズボラな私にピッタリ!
昆布は水流を水源にできる
昆布は、上から流れる「水流」の中に植えると、昆布を植えたマスが「水源」になるという特性があります。
これは主に、マイクラで上下の移動に便利な「水流エレベーター」を作る時に使われます。
巨大な水槽を作る時などにも活躍しますね。
乾燥した昆布は最も早く食べられる食料
乾燥した昆布は、ほかの食べ物に比べて食べる速度が早く、マイクラで最も早く食べられる食料です。
満腹度の回復量は1(肉マーク半分)しかありませんが、食べる速度が早いという点ではそれをカバーすることができます。
「乾燥した昆布ブロック(1個)」から「乾燥した昆布(9個)」に戻すことも可能なので、長旅のお供に良いかもしれません。
コンポスターで骨粉になる
あまりおすすめの使い道ではありませんが、昆布はコンポスターで骨粉にすることもできます。
コンポスターの仕様についての説明は省きますが、確率を平均すると「約23個の昆布から1個の骨粉」が作れます。
ただし、骨粉を集めるのであれば他に効率的な方法があるので、昆布を骨粉にするのは少しもったいないです。
骨粉を集めつつ経験値も獲得できる天空経験値トラップタワーの作り方
乾燥した昆布ブロックを装飾にする
乾燥した昆布ブロックは、緑に白い線が入った独特な見た目をしたブロックなので、装飾としても使えるかもしれません。
床や天井、壁の模様などに使ってみても面白いでしょう。
今回紹介する昆布(乾燥昆布)収穫機の特徴
今回紹介する昆布(乾燥昆布)収穫機の特徴について紹介しておきます。
装置を作る前に、どんな装置なのか、どのような機能や特徴があるのか、把握して頂ければと思います。
昆布収穫機のよくある問題を解決!昆布の取りこぼしがない
昆布収穫機は、ほかの装置と同じようにいろんな方が紹介されていますが、じつは昆布の取りこぼしが発生する問題をかかえているものが多いのです。
この問題の原因は、大きく分けると以下の2つです。
こちらについては以下で解説しますが、今回はこれらの問題を解決し、昆布をしっかりと収穫できるようにしました。
①昆布は2段目で成長を止めてしまうことがある
こちらは、昆布の植える数が少なかったり、昆布1つごとにオブザーバーとピストンを反応させてる場合に発生しやすい問題です。
昆布は2段目で成長が止まってしまう場合があり、3段目のオブザーバーで検知できなくなることがあります。
2段目で成長が止まってしまった昆布は、一度収穫すればまた2段目よりも成長する可能性があるのですが、放っておくとずっとそのままです。
この問題の解決策としては、ほかの昆布の成長をオブザーバーで検知した時に、すべてのピストンを伸ばして2段目で止まってる昆布を収穫することです。
ただし、昆布の数が少ないと運悪くすべての昆布が2段目で成長を止めてしまう可能性もあるので、ある程度の昆布をならべて植えるのが望ましいです。
②ピストンが伸びたマスが水源でなくなってしまい昆布が浮かび上がってこない
こちらは、昆布を水中から浮かび上がらせて収穫するタイプの昆布収穫機で気をつけなければならない問題です。
昆布に限らず、アイテムが水中から浮かびあがってくるには、そこが「水流」ではなく「水源」になっている必要があります。
ところが、昆布を収穫するためにピストンが伸びると、ピストンが伸びたマスが「水源」から「水流」になってしまうのです。
この時、水流になったマスをすぐに水源にする仕組みがあれば問題ないのですが、そうでないと昆布が浮かび上がってきません。
今回はこの問題に対して、ピストンが伸びたマスをすぐに水源にする仕組みを作ることで解決しました。
この仕組みを作りつつ、装置のコンパクトさを維持して、昆布がどこかに引っかかったりしないようにするのに、かなりの試行錯誤をしました。
コンパクトで拡張しやすく、拡張方法の自由度が高い
昆布収穫機にもいくつか形があるのですが、今回はピストンを向かい合わせて幅6マスで作るタイプを採用しました。
また、昆布収穫機はそれなりの収穫量を確保するために昆布をたくさん植えたい装置なので、横にも縦にも拡張しやすいようにしています。
結果的には、どんな昆布収穫機も拡張すると大きな装置にはなってしまうのですが、その中でも最小レベルのコンパクトな作りになっていると思います。
乾燥した昆布にするための自動かまどの併設を想定した作り方
乾燥した昆布を作るための『自動かまど(燻製器)』の併設は任意ですが、はじめから想定して作っておかないと、あとで併設したいと思った時に地面を掘らなければなりません。
しかし、人によっては地面を掘りたくない場合や、拠点によっては地面が掘れないこともあるでしょう。
というわけで今回は、はじめから自動かまどの併設を想定した作り方で紹介します。
統合版とJava版の両方に対応
マイクラの『統合版』と『Java版』には仕様の違いが多数あり、装置によっては同じような作り方ができないことがよくあります。
昆布収穫機については、「水流でアイテムが流れる速度」「水流下の昆布の伸び方」という2つの違いが課題となりました。
今回はこれらの違いについて、装置の作り方と手順を少しだけ変えることで、統合版とJava版の両方に対応しました。
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機を作るのに必要なもの
必要なアイテム
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機を作るのに必要なアイテムは、1セットにつき以下の通りです。
アイテム名 | 必要数 | 入手方法(クラフト) | 備考 |
---|---|---|---|
チェスト | 3 | 木材8 | |
ホッパー | 5 | 鉄インゴット+チェスト | |
かまど(燻製器) | 1 | 丸石8 | ※ |
不透過ブロック | 約1スタック | ||
好きなブロック | 約1スタック | ||
ソウルサンド (統合版のみ) | 2 | ネザー | 無くても可 |
ピストン | 16 | 丸石4+木材3+鉄インゴット+レッドストーンダスト | |
オブザーバー | 16 | 丸石6+レッドストーンダスト2+ネザークォーツ | |
仮ブロック | 22 | 一時的に設置するブロック | |
トラップドア | 6 | 木材6 = 2 | |
水入りバケツ | 2~ | バケツは鉄インゴット3 | |
昆布 | 26 | 海など | |
レッドストーンダスト | 16 | 採掘・村人(司祭)と取引 | y座標16以下 |
ボタン | 1 | 木材1 or 石材1 |
ソウルサンドは『統合版』のみ必要なアイテムで、昆布の取りこぼしを完全になくすのに必要です。
ただし、ソウルサンドがなくても昆布の取りこぼしがそれほど発生するわけではなく、あとからソウルサンドに置き換えても大丈夫です。
乾燥した昆布を作る場合の装置拡張の必要性について
収穫した昆布を自動で焼いて「乾燥した昆布」にする場合、装置を拡張して昆布の収穫量を増やさないと、かまどで燃料の無駄遣い(空焚き)が発生してしまいます。
どういうことかと言うと、かまどに昆布が入ると燃料を消費して昆布を焼き始めますが、かまどの焼く速度よりも昆布の収穫量が少ないと、昆布がないのにかまどが燃えている状態になってしまいます。
こうなると燃料の無駄遣いが発生してしまい、とくに「乾燥した昆布ブロック」を燃料にする場合、燃料として消費する昆布の方が多くなってしまいます。
せっかく「これ1台で乾燥した昆布ブロックが増やしていける」のが昆布製造機の魅力なのに、燃料として消費する方が上回ってしまっては意味がありません。
では、どのくらい装置を拡張すれば良いのかと言うと、今回紹介する昆布収穫機を4セット(昆布64本植える)で、かまど1台の焼く速度より収穫量が上回ります。
これを計算して表にすると、以下のようになります。
昆布収穫機のセット数 (昆布を植える数) | かまど(燻製器)の数 |
---|---|
4セット(昆布64本) | かまど1台 |
8セット(昆布128本) | 燻製器1台(かまど2台) |
12セット(昆布192本) | 燻製器1台+かまど1台 |
16セット(昆布256本) | 燻製器2台 |
収穫した昆布を燃料にして「乾燥した昆布ブロック」を増やしていきたい方は、上記の表を目安に装置を拡張し、かまどや燻製器を設置してください。
必要なスペース
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機を作るのに必要なスペースは、1セットが「横11マス」「縦6マス」「高さ9マス」です。
装置の拡張方法は、「左右対称に作る」「横に並べる」「上に重ねる」の3通りで、上の画像の金ブロックは左右対称に作った時の範囲です。
また、自動装置の全般に言えることですが、プレイヤーが「シミュレーション距離(演算距離)」の範囲内にいないと装置が稼働しないため、拠点の近くなどに作ることをおすすめします。
シミュレーション距離とは、装置や作物などの時間が流れる距離のことです。
自分のワールドのシミュレーション距離は「設定」⇒「ゲーム」から確認と変更ができます。
1チャンク=横方向に16マスが目安で、高さはどれだけ離れても時間が流れます。
ちなみにRealmsサーバーの設定は4チャンクです。
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機の作り方
自動かまど(燻製器)を作る
「昆布」を「乾燥した昆布」にするための『自動かまど(燻製器)』から作っていきます。
まずは、以下のように「チェスト」と「ホッパー」を設置します。
次に、先ほどのホッパーの上に「かまど」、かまどに向かって手前から「ホッパー」、そのホッパーの上に「チェスト」を設置します。
このホッパーの上のチェストが、かまどの燃料を入れる場所です。
そして、かまどの上から「ホッパー」を接続し、その上に「チェスト」を設置します。
最後に、一番上のチェストの後ろに2つ「ホッパー」を接続します。
このホッパーによって昆布を回収します。
昆布を植える水路を作る
先ほど設置したホッパーから、横に10マス「不透過ブロック」を設置します。
画像の花崗岩のところが後ほど昆布を植える場所です。
次に、以下のように「好きなブロック」を設置して囲んでいきます。
統合版の場合、ホッパーの隣の上のブロックを「ソウルサンド」にすると、昆布の取りこぼしを完全になくす事ができます。
Java版の場合は「好きなブロック」を設置してください。
2段目は、以下のように「ピストン」を向かい合わせになるように8個ずつ設置し、ピストンの後ろに「不透過ブロック」を設置しておきます。
その他の部分は「好きなブロック」でOKです。
3段目は、ピストンの上に「オブザーバー」を、顔が向かい合わせになるように8個ずつ設置します。
こちらもそれ以外の部分は「好きなブロック」で。
4段目には「好きなブロック」を設置します。
ちなみに、横から見ると以下のような感じです。
これで、この工程は完了です。
水をせき止めて昆布を受け止めるトラップドアを設置する
ホッパーの上1マスを空けて、その上に「トラップドア」を3段、以下のように右側で壁になるように設置します。
トラップドアをこのように設置するには、以下のように右側に「仮ブロック」を設置してから、そこに向けてトラップドアを設置して開くといいでしょう。
水路に水を流す
昆布を植える水路に水を流していきます。
収穫した昆布を浮かび上がらせてホッパーまで流すため、少し変わった手順が必要です。
まず、オブザーバーの顔の前に「仮ブロック」を設置します。
次に、水路の一番奥の仮ブロックの上2か所に「水入りバケツ」で水を設置します。
水を流したら「仮ブロック」は破壊しておきます。
ここから、統合版とJava版で手順を変える必要があります。
【統合版の手順①】昆布を植えて伸ばす
こちらは統合版の手順です。
まず、ピストンの前の床に「昆布」を植えていきます。
次に、以下の画像で示している場所の昆布を3段目まで伸ばします。
これで、水路の水が3段目まですべて水源になります。
そして、水路の作り始めに設置した「ソウルサンド(好きなブロック)」の上のどちらか1マスに、「水入りバケツ」を使って水を設置します。
これで、片側のピストンが伸びて一時的に水源が水流になっても、無限水源の仕様によってすぐに水源に戻ります。
【統合版の手順②】オブザーバーの後ろにレッドストーンダストを設置する
オブザーバーの後ろの不透過ブロックの上に「レッドストーンダスト」を設置します。
これで、昆布が3段目まで成長したのをオブザーバーが検知すると、後ろから信号が出てすべてのピストンが伸びます。
このあとは、Java版と同じ手順となる『水路の屋根をつけてボタンを設置する』に進んでください。
【Java版の手順①】水入りバケツで水路の3段目まで水源にする
こちらはJava版の手順です。
Java版は統合版と違い、昆布が4段目まで成長してしまうことがあり、4段目の水流を水源にしてしまう危険があるため、昆布を使って水源に変えることができません。
というわけで、以下の画像で示している場所に「水入りバケツ」を使って水を設置していき、水路の水を水源に変えていきます。
この作業を、水路の昆布を植える場所(画像の花崗岩の上)の1段目~3段目すべてに行い、3段目まですべて水源に変えます。
そして、水路の作り始めに設置した「好きなブロック(統合版でソウルサンドを推奨した場所)」の上どちらか1マスに、「水入りバケツ」を使って水を設置します。
これで、片側のピストンが伸びて一時的に水源が水流になっても、無限水源の仕様によってすぐに水源に戻ります。
【Java版の手順②】レッドストーンダストを設置してから昆布を植える
昆布を植える前に、オブザーバーの後ろの不透過ブロックの上に「レッドストーンダスト」を設置します。
これで、昆布が3段目まで成長したのをオブザーバーが検知すると、後ろから信号が出てすべてのピストンが伸びます。
その後、ピストンの前の床に「昆布」を植えます。
Java版の場合、昆布を植えるのは必ずオブザーバーの後ろのレッドストーンダストを設置してからするようにしてください。
水路の屋根をつけてボタンを設置する
統合版とJava版で共通の最後の手順です。
水路の上(5段目)に「不透過ブロック」で屋根をつけます。
上方向に拡張する場合、この屋根の不透過ブロックが次の昆布を植える場所になります。
最後に、レッドストーンダストを設置している不透過ブロックに「ボタン」を設置し、押しておきます。
反対側も同じように、ボタンを設置して押しておきましょう。
このボタンは、超低確率ですが昆布が8つとも2段目で成長が止まってしまった時のリセット用です。
しかし、昆布の成長が2段目で止まっているかは判別が難しいので、装置の近くに来た時にたま~に押しておくといいでしょう。
これで、全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機の1セットが完成です。
全自動の昆布(乾燥昆布)収穫機の拡張方法
『乾燥した昆布を作る場合の装置拡張の必要性について』の項目でも書きましたが、「乾燥した昆布」を自動で作る場合は、装置を拡張して昆布をたくさん植えることが望ましいです。
というわけで、ここでは装置の拡張方法について紹介します。
左右対称に拡張する場合
オーソドックスな拡張方法としては、左右対称に作るのが簡単でわかりやすいかと思います。
横幅は大きく取りますが、左右のレッドストーンダストを繋げることで、昆布の成長がすべて2段目で止まる危険性を半分にできます。
高さ方向に拡張する場合
水路の屋根の不透過ブロックを昆布の植える場所にすることで、高さ方向に拡張することも可能です。
屋外かつ景観を気にしなければ、どこまでも同じように拡張できるのがメリットです。
水をせき止めて昆布を受け止めるためのトラップドアは、下のホッパーの1マス上を除き、切れ目がないように上まで設置しましょう。
横方向に拡張する場合
横に並べるように拡張することも可能です。
ピストンの後ろのレッドストーンダストを共有することで、1マス節約して幅5マスで拡張することができます。
水流を使って昆布を運べばホッパーの節約もできます。
組み合わせて拡張することも可能
ここまで紹介した3つの拡張方法を組み合わせることも可能です。
アイテムが集まり次第、少しずつでもいいので拡張していくと良いでしょう。
まとめ
今回は、全自動で「昆布」や「乾燥した昆布」が集められる全自動の昆布(乾燥昆布)製造機の作り方を紹介させて頂きました。
マイクラを長く遊ぶうえで、「乾燥した昆布ブロック」は燃料として「溶岩入りバケツ」よりも補充の手間が少なく、集めておいて損のないアイテムです。
ぜひこの装置を作って、1段階上の燃料がある生活を手に入れてみてください。
【マイクラ統合版1.20】全自動の天空経験値トラップタワーの作り方
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