みなさんは『花粉を採取したハチが畑の作物を成長させる』というのはご存知でしょうか?
これについて、GoogleやYouTubeで検索して調べてみると
花粉を採取したハチが作物の上を通過すると作物が1段階成長する。
(最大10回まで)
というような解説がいくつか見つかりました。
ところが、つい先日から『村人式全自動農場(畑)』の研究を始め、ハチによる作物の成長についても検証してみたところ、この情報が正確ではないということがわかりました。
「花粉を採取したハチが畑の作物を成長させる」というのは事実ですが
上を通過しただけで作物を成長させるわけではありませんでした。
そこで今回は、ハチによる畑の作物の成長についてわかったことや、ハチを使って畑の作物を成長させるための最適なハチの巣とハチの数について紹介します。
「ハチが上を通ると畑の作物が成長する」が間違ってる理由
間違ってるとわかったきっかけ
今回、「花粉を採取したハチが畑の作物の上を通過すると作物が成長する」というのが間違ってるとわかったきっかけは、冒頭でも書いた通り『村人式全自動農場(畑)』の研究中のことです。
ハチを使って作物の成長を早めようとした時、『花粉を採取したハチが作物の上を通過すると作物が成長する』のであれば、やるべきことは単純です。
ハチは「ハチの巣から出て花を探し、花粉を採取したらハチの巣に戻る」という動作をしているので、
「ハチの巣」と「花」のあいだに「畑」を作ればいいはずです。
というわけで、「ハチの巣3つとハチ9匹」を用意し、上の配置でしばらく様子を見ました。
ところが、花から花粉を採取したハチが巣に戻るときに作物の上を通っても作物が成長しないのです。
ただ、飛び回るハチによって作物が成長することがあるのも事実でした。
これを見て、「作物の上を通っても必ず成長するわけではないのかな?」なんて思いながら観察を続けましたが、しばらくしてあることに気がつきました。
ハチが畑の作物に向かって飛んでいって、作物に張りつくような動きをした時に作物が成長してる?
これをうけて、より正確なハチの動作を把握しなければと思い、詳しく調べました。
ハチの動作について調べてみた結果
まず、ハチの動作をしっかりと見るため、「ハチの巣1つとハチ3匹」に変更して観察を行ってみました。
すると、今度は全く、一切、ハチが作物を成長させなくなってしまったのです。
先ほどあった「ハチが作物に向かって飛んでいく」ような動きもなくなり、花粉を採取したハチは、ハチの巣に直行して入っていくだけになりました。
ここでようやく、ハチの動きがなんとなくわかってきました。
今度は、「ハチの巣1つとハチ6匹」にして、ハチ3匹が巣に入りきれない状況を作ってみました。
すると、巣に入れなかったハチが作物に向かって飛んでいき、みるみる作物を成長させていくではありませんか。
この事から、以下のような結論を出しました。
花粉を採取したハチは、最優先でハチの巣に向かい、巣に入れなかった時に作物に花粉をまきにいく、ということです。
「ハチの巣3つとハチ9匹」でたまに作物が成長していたのは、すでに埋まっているハチの巣に戻ろうとするハチがいたからだったようです。
ハチで畑の作物を成長させるのに最適なハチの巣とハチの数
最適なハチの巣とハチの割合について
花粉を採取したハチが畑の作物の上を通ると作物を成長させるのではなく、巣に入れなかった時に作物に花粉をまきにいって作物が成長させるということがわかったので、ハチの巣とハチの数について考え直しました。
この結論だけ聞くと、ハチの巣を1つだけ設置して大量のハチを置いておけばいいように思います。
しかし、いくつかのサイトでも「最大10回まで」と書かれているように、ハチが作物を成長させる回数には10回という制限がありました。
この作物を成長させる回数は、ハチの巣に入ることでリセットされます。
ハチがハチの巣に入って出てくるまでには約2分もかかるため、そのあいだに外にいるハチは10回の花粉をまき終わってしまいます。
そのため、ハチの巣からハチが出てきた時、入れ替わりで巣に入れなかったハチは、そのあと無駄に飛び回るだけになってしまいます。
この事から、ぴったり3匹が入れ替わりで巣に入れる「ハチの巣1つにつきハチ6匹」が最適な数であると考えます。
ハチの巣の数についての注意事項
ハチは、ハチの巣の状況を把握できないため、ハチの巣が複数ある場合は入れるハチの巣を探します。
すると、作物に花粉をまき終わったハチが入れるハチの巣を探しているうちに、ハチの巣から出て花粉を取りに行ったハチが先に巣に入ってしまうことがあります。
何が言いたいかというと、ハチの巣をむやみに設置しても入れ替わりがスムーズに行われないので、効率の上がり方は少しずつ下がっていくということです。
これによって損をするわけではないですが、むやみにモブの数を増やすことはゲームの動作に負荷をかけてしまいます。
また、拠点の近くで運用する場合などは「モブの200体制限」にも影響します。
モブの200体制限とは、シミュレーション距離の範囲内に特定のモブが200体いる場合に、特定のスポーンが行われなくなる仕様のことです。
モンスターや動物は200体制限のモブとしてカウントされますが、村人やアイアンゴーレムはカウントされません。
200体制限になると、モンスターや動物が自然スポーンがしなくなるため、天空トラップなどが動作しなくなります。
ただし、村人や動物の繁殖、スポナーからのスポーンは通常通り行われます。
そのため、畑を小分けにして区画ごとにハチの巣1~2個程度にしておくのが良いでしょう。
まとめ
今回は、ハチが畑の作物を成長させる仕組みについてお話させて頂きました。
簡単にまとめると、花粉を採取したハチは、巣に戻れなかった時に畑の作物に花粉をまきにいき、作物を成長させます。(最大10回)
この事から、作物を成長させるならハチの巣1つに対してハチ6匹を用意するのが最適です。
ただし、ハチの巣が多すぎるとハチが入るところを迷ってしまうので、一区画につき1~2個がちょうどいいでしょう。
これは特に、村人が自動で作物を収穫してくれる『村人式全自動農場(畑)』において重要となります。
自分で作物を収穫する場合は、畑の作物が成長してすぐに収穫するということはあまりないので、ハチを連れてきたりセッティングする労力とあまり見合わないんですよね。
村人式全自動農場(畑)の作り方は以下の記事で紹介していますので、よければ参考にして作ってみて下さい。
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