今回は、ベッドの材料や16色のカラフルな建材として使える「羊毛(ウール)」が自動で回収できる、羊毛全自動回収機の作り方を解説します。
今回紹介する羊毛全自動回収機の特徴はこちら
羊毛は、「古代都市」というダンジョンを攻略する時に『音を立てないブロック』としても活躍するので、たくさん集めておいて損はありません。
ぜひ記事を参考にして作ってみて下さい。
今回紹介する羊毛全自動回収機の特徴
まずは、今回紹介する羊毛全自動回収機の特徴について紹介しておきます。
羊を1匹ずつ閉じ込めて16色の羊毛を回収できる
羊毛全自動回収機には、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
- やや広範囲を囲って複数の羊を飼い、「重量感知板(感圧板)」を羊が踏んだ時に羊毛を刈り取るもの
- 羊を1匹ずつ閉じ込め、「観察者(オブザーバー)」などを使って羊が草を食べた時に羊毛を刈り取るもの
前者は、作成コストが少なめで牧場らしさを残せるのがメリットですが、羊の動きによって効率が安定しなかったり、色ごとの回収量にバラつきがでるのが難点です。
後者は、羊が草を食べた瞬間に羊毛を刈り取るため効率が高く、色ごとの回収量も安定しやすいのがメリットですが、作成コストは少し高めです。
今回は、完成度の高いものを長く使ってもらいたいという事と、16色の羊が並んだ時のデザイン性が良いといった点から、羊を1匹ずつ閉じ込めるタイプのものを紹介します。
シンプル&コンパクトな構造で作りやすい
今回紹介する羊毛全自動回収機は、羊1匹につき「横3マス×縦5マス」で作ることができ、2匹目以降は隣の壁を使えば横2マスずつで増設が可能です。
また、装置は羊1匹ごとで完結してるため、例えば4匹ずつ区切って別の場所に作るなどすれば、拠点に合わせた自由な配置が可能です。
複雑な回路なども使わないので、自動装置の中でも比較的簡単に作ることができます。
観察者を使わずに作ることも可能
今回紹介するような1匹ずつ羊を閉じ込める羊毛全自動回収機は、草が食べられた事を「観察者(オブザーバー)」で検知するものがほとんどです。
しかし、観察者の素材の「ネザークォーツ」は、マイクラの裏世界である「ネザー」という場所に行かないと手に入らず、人によっては入手が難しいアイテムです。
そこで今回は、観察者を使わずに「レッドストーンのたいまつ」で代用して作る方法も紹介します。
今回の羊毛全自動回収機の効率
今回紹介する羊毛全自動回収機の効率は、16色の羊を1匹ずつ閉じ込めると1時間で以下のような量になります。
草の伝播や羊が草を食べる頻度によってある程度のバラつきはありますが、各色30個以上を安定して入手することができました。
羊毛全自動回収機を作るのに必要なもの
必要なアイテム
羊毛全自動回収機は、羊1匹につき以下のアイテムで作ることができます。
アイテム名 | 必要数 | 入手方法(クラフト) | 備考 |
---|---|---|---|
チェスト | 2 | 木材8 | |
ホッパー | 1 | 鉄の延べ棒5+チェスト | |
レール | 1 | 鉄の延べ棒6+棒=16 | |
ホッパー付きトロッコ | 1 | ホッパー+トロッコ | トロッコは鉄の延べ棒5 |
観察者(オブザーバー) or レッドストーンのたいまつ | 1 | 丸石6+レッドストーンの粉+ネザークォーツ | ※1 |
レッドストーンの粉 | 1 | 採掘・村人(司祭)と取引 | y座標16以下(ver1.18現在) |
発射装置(ディスペンサー) | 1 | 丸石7+弓+レッドストーンの粉 | ドロッパーとの間違いに注意 |
ハサミ | 1 ~ 9 | 鉄の延べ棒2 | |
ガラス | 7 | 「砂」をかまどで精錬 | |
トラップドア | 1 | 木材6 | 無くても可 |
ブロック | 2 | ||
たいまつ | 1 | 明かりなら何でも | |
避雷針 | 1 | 銅の延べ棒3 | |
小麦 | 1 | | 羊の誘導用 |
このほか、草ブロックが近くにない場所に作る場合は「草ブロック」が必要になります。
また、羊の色を変更するには各色の『染料』が必要になります。
アイテム名 | 入手方法(クラフト) |
---|---|
白の染料 | スズラン・骨粉 |
黒の染料 | イカスミ・ウィザーローズ |
茶色の染料 | ココアビーンズ(カカオ豆) |
赤の染料 | ポピー・バラの低木・赤色のチューリップ・ビートルート |
黄色の染料 | タンポポ・ヒマワリ |
緑の染料 | サボテンをかまどで精錬 |
青の染料 | ラピスラズリ・ヤグルマギク |
薄灰色の染料 | ヒナソウ・フランスギク・白色のチューリップ 黒の染料+白の染料2 灰色の染料+白の染料 |
オレンジの染料 (橙色の染料) | オレンジのチューリップ・トーチフラワー 赤の染料+黄色の染料 |
黄緑の染料 | ナマコ(シーピクルス)をかまどで精錬 緑の染料+白の染料 |
水色の染料 (青緑色の染料) | ウツボカズラ 緑の染料+青の染料 |
空色の染料 | ヒスイラン 青の染料+白の染料 |
赤紫の染料 | アリウム・ライラック 紫の染料+ピンクの染料 赤の染料+青の染料+ピンクの染料 赤の染料+青の染料2+白の染料 |
ピンクの染料 | ボタン・ピンクのチューリップ・ピンクの花びら 赤の染料+白の染料 |
灰色の染料 | 黒の染料+白の染料 |
紫の染料 | 赤の染料+青の染料 |
必要なスペース
羊毛全自動回収機を作るのに必要なスペースは、羊1匹につき「横3マス」「縦5マス」「深さ3マス」「高さ5マス」です。
羊を増やす場合は、隣の壁を使えば羊1匹につき「横2マス」ずつで増設が可能です。
ちなみに、全16色の羊を横に並べると「横33マス」になります。
横幅が広すぎると困る場合は、例えば4匹ずつ区切るなどすれば自由な配置が可能です。
なお、地面を掘らずに地上のみで作る場合は「高さ8マス」で作ることができます。
(地上のみで作る方法は記事の後半で解説します。)
また、自動装置の全般に言えることですが、プレイヤーが「シミュレーション距離(演算距離)」の範囲内にいないと装置が稼働しないため、拠点の近くなどに作ることをおすすめします。
シミュレーション距離とは、装置や作物などの時間が流れる距離のことです。
自分のワールドのシミュレーション距離は「設定」⇒「ゲーム」から確認と変更ができます。
1チャンク=横方向に16マスが目安で、高さはどれだけ離れても時間が流れます。
ちなみにRealmsサーバーの設定は4チャンクです。
羊毛全自動回収機の作り方
3マスを掘って羊毛の回収先を作る
まずは、以下の画像のように「幅3マス」「深さ3マス」の穴を掘ります。
穴の中の手前2マスに横向きで「チェスト」を2つ設置してラージチェストを作り、そのチェストの奥側から「ホッパー」を接続します。
ホッパーは上に乗ったアイテムやチェストの中身を吸い込んで接続先に送るブロックです
ホッパーをチェストやホッパーに向けて接続するときは、スニーク(しゃがみ)の状態で接続先に向けて設置します。
しっかりと接続ができているかどうかは、ホッパーの下部分の向きや、実際にホッパーにアイテムを入れてみることで確認できます。
ホッパーの上に「レール」を設置し、その上に「ホッパー付きトロッコ」を設置します。
ホッパー付きトロッコには、上にブロックがあっても、そのブロックの上に落ちたアイテムまで回収できるという特性があります。
そのため、今回のように地面を草などの決められたブロックにしなければならない装置で活躍します。
羊が草を食べたのを検知する仕組みを作る
次に、ホッパー付きトロッコの後ろ斜め上の1マスを掘り、顔が手前を向くように「観察者」を設置します。
ここで、観察者がない場合は、以下の画像のように「レッドストーンのたいまつ」を後ろの壁に立てかけます。
次に、観察者の後ろのブロックの上に「レッドストーンの粉」を設置します。
そして、観察者の上に顔が手前を向くように「発射装置」を設置し、発射装置の中に「ハサミ」を入れておきます。
ハサミは最大まで入れなくても問題ありませんが、耐久値を消費していくので注意しましょう。
観察者の手前2マスを「土」または「草ブロック」でふさぎ、その手前に「トラップドア」を設置します。
これで、トラップドアを開いて上からチェストを開ければ、チェストにたまった羊毛が回収できます。
羊を小麦で誘導して閉じ込める
ここからは羊を閉じ込めていきます。
まず、発射装置の手前のマスを、高さ2段の「ガラス」で囲みます。
手前はこれから羊を入れるので、まだ空けておきましょう。
「小麦」を手に持って羊を誘導し、最後は身体で押して発射装置の手前のマスに押し込みます。
羊を押し込んだら、手前のマスにも素早く「ガラス」を2段積み上げて、羊を閉じ込めましょう。
羊毛全自動回収機としてはこれで完成です。
羊が草を食べると観察者が反応し、発射装置のハサミで羊毛が刈り取られ、ホッパー付きトロッコが羊毛を回収します。
あとは、明かりの確保と避雷針の設置をしていきましょう。
夜でも草が伝播するように明るくする
土に草が伝播するには明るさが必要なので、夜でも草が伝播するように装置の近くに「たいまつ」などを設置して明かりを確保しておきましょう。
ある程度の明るさがあれば大丈夫なので、位置などに関しては見た目を優先して構いません。
避雷針を設置する
最後に、羊が落雷でやられないように避雷針を設置しておきましょう。
以下のように、ガラスの上に「ブロック」を2つ積み上げ、その上に「避雷針」を設置します。
避雷針は、統合版では「横64マス」、Java版でも「横32マス」の範囲の落雷を引き寄せてくれるため、装置の中央付近に1つ設置しておけば大丈夫です。
統合版とJava版では、落雷を引き寄せる範囲だけでなく、落雷の影響範囲も異なります。
上の避雷針の高さはJava版に合わせたもので、統合版ではガラスの上の高さに避雷針を設置しても羊に被害はありませんでした。
(Java版ではガラスの上に避雷針を置くと羊が燃えました)
ただ、今後のアップデートで統合版もJava版と同じ仕様になる可能性もなくはないので、上の画像のように設置しておくのが安心だと思います。
羊毛全自動回収機のアレンジ
装置の拡張方法
羊の数を増やして装置を拡張する場合は、隣の壁を利用して2マス隣に同じ装置を作っていきましょう。
また、羊の毛の色を変更するには、毛が生えている状態の羊に「染料」を使います。
ちなみに、羊の毛の色は何度でも変更可能ですが、染料は消費するので注意しましょう。
アイテム名 | 入手方法(クラフト) |
---|---|
白の染料 | スズラン・骨粉 |
黒の染料 | イカスミ・ウィザーローズ |
茶色の染料 | ココアビーンズ(カカオ豆) |
赤の染料 | ポピー・バラの低木・赤色のチューリップ・ビートルート |
黄色の染料 | タンポポ・ヒマワリ |
緑の染料 | サボテンをかまどで精錬 |
青の染料 | ラピスラズリ・ヤグルマギク |
薄灰色の染料 | ヒナソウ・フランスギク・白色のチューリップ 黒の染料+白の染料2 灰色の染料+白の染料 |
オレンジの染料 (橙色の染料) | オレンジのチューリップ・トーチフラワー 赤の染料+黄色の染料 |
黄緑の染料 | ナマコ(シーピクルス)をかまどで精錬 緑の染料+白の染料 |
水色の染料 (青緑色の染料) | ウツボカズラ 緑の染料+青の染料 |
空色の染料 | ヒスイラン 青の染料+白の染料 |
赤紫の染料 | アリウム・ライラック 紫の染料+ピンクの染料 赤の染料+青の染料+ピンクの染料 赤の染料+青の染料2+白の染料 |
ピンクの染料 | ボタン・ピンクのチューリップ・ピンクの花びら 赤の染料+白の染料 |
灰色の染料 | 黒の染料+白の染料 |
紫の染料 | 赤の染料+青の染料 |
レッドストーンのたいまつを観察者に切り替える方法
「観察者」のかわりに「レッドストーンのたいまつ」を使った場合ですが、後からでも簡単に観察者に切り替えることができます。
まず、発射装置の後ろのレッドストーンの粉の下のブロックを破壊します。
そして、発射装置の下に「観察者」を、後ろから見た時に赤い点が見える向きで設置します。
これで、観察者の顔が羊の下の草ブロックの方を向いた状態になっています。
最後に、観察者の後ろの穴を「土」または「草ブロック」でふさぎ、その上に「レッドストーンの粉」を設置しなおします。
これで観察者への切り替えは完了です。
穴を掘らずに地上のみで作る方法
チェストが地中に埋まっているのが嫌、空の上や海の上に拠点がある、といった理由で地面を掘って作れない場合もあるかと思います。
そこで、地表のみで作る方法も簡単に紹介します。
基本的な作り方は変わらないので、チェストやホッパーの周りを「好きなブロック」で囲みながら作っていきましょう。
3段目は、発射装置の下の観察者以外は「草ブロック」にする必要があります。
草ブロックが入手できない場合は、3段目に「土」を設置しておき、以下のように地面から斜めに「土」を設置します。
これで、時間経過で地面の草ブロックから土に草が伝播していきます。
羊を閉じ込めるのが少し難しいですが、階段などを作って発射装置の前まで登らせましょう。
最後に、ホッパー付きトロッコの前の隙間を「ガラス」などの透過ブロックでふさいでおきます。
また、明かりの確保と「避雷針」の設置も忘れずにしておきましょう。
羊毛全自動回収機がうまく動作しない場合
装置がうまく動作しない場合は以下のことを確認してみてください。
- ホッパーがチェストに向かって接続されているか
- ホッパー付きトロッコがレールの上にあるか
- 観察者の顔が、羊の下の草ブロックの方を向いているか
- 発射装置の後ろのレッドストーンの粉を設置し忘れていないか
- 発射装置とドロッパーを間違えていないか
- 発射装置にハサミが入っているか
- 装置から離れ過ぎていないか(シミュレーション距離)
シミュレーション距離とは、装置や作物などの時間が流れる距離のことです。
自分のワールドのシミュレーション距離は「設定」⇒「ゲーム」から確認と変更ができます。
1チャンク=横方向に16マスが目安で、高さはどれだけ離れても時間が流れます。
ちなみにRealmsサーバーの設定は4チャンクです。
YouTubeで動画化しました
こちらで紹介している全自動羊毛回収機の作り方をYouTubeで動画にしました。
文字でわかりづらかった方はこちらも参考にしてみてください。
まとめ
今回は、羊を1匹ずつ閉じ込めて16色の羊毛をバランスよく回収できる羊毛全自動回収機の作り方について紹介させて頂きました。
カラフルな羊毛を好きなだけ使えると、地上に絵を描いたり、モニュメントやアートのような建築物を作って遊ぶことができます。
ぜひ羊毛を大量に集めて、マイクラの世界を華やかにしてみてください。
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