バイオームやダンジョンなどの場所が調べられるサイト、チャンクベース(Chunk Base)の使い方を解説します。
チャンクベースを使えば、見つけにくいバイオームやダンジョンなどの位置がすぐにわかります。
「ネザー要塞が見つからない」
「バイオームの場所が知りたい」
「アメジストジオードを探してる」
「スライムチャンクを調べたい」
といったお悩みも解決できるので、ぜひ参考にしてみてください。
チャンクベース(Chunk Base)とは?
チャンクベース(Chunk Base)は、ネザー要塞や古代都市などのダンジョンや、沼地や桜といったバイオームの場所がわかる、外部ツールのサイトです。
マイクラの世界は、それぞれのワールドに設定されている「シード値」という数値により、世界の構成が決まっています。
このシード値を解析してるのがチャンクベースというサイトで、シード値を入力するだけでバイオームやダンジョンなどの位置がわかるものとなっています。
チャンクベースはどんな時に使うといい?
チャンクベースは、ゲームのデータを改変するチートとは異なるため、使っても特に問題はありません。
しかし、バイオームやダンジョンの位置がほぼ確実にわかってしまうため、探索の要素が損なわれる点には注意しましょう。
マイクラの遊び方は人それぞれなので結局はそれも自由ですが、おすすめとしては以下のような時にチャンクベースを使うといいでしょう。
- コマンドが使えない、使いたくない
- 探索に時間をかけたくない
- 最適な拠点の場所を探したい
コマンドが使えない、使いたくない
マイクラでは、コマンドという公式のチート機能を使うことでもバイオームや構造物を探すことができます。
ただし、コマンドにはいくつか欠点もあります。
まず、Realmsなどのマルチプレイサーバーでは、ホストによってコマンドの使用が許可されていないと使うことができません。
Realms(レルムズ)とは、マイクラ公式が提供しているマルチプレイ可能なレンタルサーバーです。
パソコンやスマホ、ゲーム機のみでマルチプレイする場合、マイクラのワールドを作成したホストがゲームを起動してワールドにいないと、他のプレイヤーがそのワールドに入れないという問題があります。
その点、Realmsなどのレンタルサーバーを利用してワールドを作成すれば、サーバーは常にオンラインで起動しているため、ホストが不在でも他のプレイヤーが遊ぶことができます。
追加のメリットとして、データの保存先がサーバー上になるため、Switchなどのスペックの低い機種でも動作の重さが軽減されるという利点もあります。
月額料金 | Realms(3人まで) | Realms Plus(11人まで) |
---|---|---|
Windows10 | 480円 | 930円 |
Nintendo Switch | 470円 | 940円 |
PS4/PS5 | 440円 | 880円 |
iOS | 480円 | 960円 |
Android | 395円 | 855円 |
なお、Java版の場合はMODを利用できるVPS(レンタルサーバー)の方がおすすめです。
また、統合版ではコマンドの使用を許可するとそのワールドで「実績」が獲得できなくなるので注意が必要です。
そのほか、『アメジストジオード』や『スライムチャンク』などのバイオームとも構造物とも言えないものも、コマンドで探すことができません。
また、統合版では『ピラミッド』『イグルー』『ジャングルの寺院』『ウィッチの小屋』が「temple」という一つの構造物にまとめられており、コマンドで個別に探すことができません。
探索に時間をかけたくない
マイクラには数多くのバイオームやダンジョンがあり、運が悪いと何十時間と探索しても見つからないこともあります。
また、ダンジョンなどの「冒険」や「攻略」は好きでも、何かをアテもなく探す「探索」は好きじゃないという人もいるでしょう。
せっかく「自由な遊び方」「自分の好きな遊び方」ができるのがマイクラです。
自分のストレスになるような要素を省略するためにチャンクベースを使うのもいいでしょう。
最適な拠点の場所を探したい
「最適な拠点の場所とは何か?」は人によって違うと思いますが、周囲のバイオームや構造物が重要なのは間違いありません。
マイクラの自動装置には、例えば「ウィッチトラップ」における『ウィッチの小屋』のように、特定の構造物を利用するものがあります。
また、『アメジストジオード』で収穫できる「アメジストの欠片」は、プレイヤーが近くにいないと成長しないうえ、成長元のブロックは持ち運べません。
そのほか、「周囲の景観」「作成できる装置」といった都合から、バイオームも拠点の場所を選ぶ際のポイントになるでしょう。
こうした事を考えていくと、拠点は特定のバイオームや構造物の近くに作った方が収穫物などの面で有利になります。
そんな最高の拠点の場所を探したい時にも、チャンクベースの使い方を知っておくと便利です。
チャンクベースの基本的な使い方
チャンクベースの基本的な使い方について解説していきます。
シード値の確認方法
チャンクベースを使うにはワールドの「シード値」を入力する必要があるため、まずはシード値を確認しましょう。
統合版の場合
統合版の場合は、ワールドの「設定」→「ゲーム」からシード値が確認できます。
この時、「座標の表示」の設定をしていないようであれば「オン」にしておきましょう。
Java版の場合
Java版の場合は、チャット(T)を開き、「/seed」というコマンドを入力して実行(Enter)すると「シード値」が表示されます。
シード値が表示されたあと、もう一度チャットを開いてシード値にマウスカーソルを合わせクリックすると、シード値をコピーできます。
チャンクベースで探すものを選ぶ
次に、Chunk Base にアクセスし、「Apps」をクリックします。
画面を下にスクロールすると上の画像のように項目が出てくるので、この中から自分が探したいものを選びましょう。
英語でどれが何の項目かわかりづらい場合は、以下を参考にしてください。
Popular | |
---|---|
Biome | バイオーム |
Slime Chunk | スライムチャンク |
Village | 村 |
Overworld(表世界) | |
Dungeon | スポナー |
Stronghold | 要塞(エンド要塞) |
Mansion | 森の洋館 |
Monument | 海底神殿 |
Pillager Outpost | ピリジャーの前哨基地 |
Mineshaft | 廃坑 |
Ruined Portal | 荒廃したポータル |
Jungle Temple | ジャングルの寺院 |
Desert Temple | 砂漠の寺院(ピラミッド) |
Witch Hut | ウィッチの小屋 |
Buried Treasure | 埋もれた宝 |
Shipwreck | 難破船(沈没船) |
Igloo | イグルー |
Ocean Ruin | 海底遺跡 |
Fossil | 化石 |
Ravine | 渓谷 |
Amethyst Geode | アメジストジオード |
Ancient City | 古代都市 |
Nether and End(ネザー&エンド) | |
End City | エンドシティ |
Nether Fortress | ネザー要塞 |
Ruined Portal | 荒廃したポータル |
Bastion | 砦の遺跡(ピグリン要塞) |
End Gateway | エンドゲートウェイポータル |
シード値を入力してバージョンを選ぶ
次に、画面上部の「Seed」にワールドの「シード値」を入力し、「Version」のところを『Java Edition』または『Bedrock Edition(統合版)』の現在のバージョンに変更します。
探すものによっては「Dimension」という選択項目もあるので、「Overworld(表世界)」「The Nether(ネザー)」「The End(エンド)」の中から選びましょう。
これで、下のマップにそれぞれ探したいものの座標や位置などが表示されます。
目的地点の座標を表示する
マップの見方は探すものによって若干違うので後ほど解説します。
マップをドラッグ(スマホはスライド)すると座標を移動でき、ホイール操作(スマホは指でつまむ)で拡大と縮小ができます。
そして、マップの目的地点にカーソルを合わせると(スマホはタップ)、マップの左下に座標が表示されます。
なお、右下にはその座標のチャンクの範囲が「from」「to」で表示され、探すものによってはその下にバイオームや構造物の詳細が表示されるのでチェックしておきましょう。
以上がチャンクベースの基本的な使い方です。
チャンクベースのマップの見方
ここでは、バイオームや構造物ごとのマップの見方について解説します。
バイオーム
バイオームファインダーの場合、以下のようなバイオームごとに色分けされたマップが表示されます。
画面の下のほうにある「Highlight biomes」にチェックを入れ、その右の空白部分をクリックすると、探したいバイオームを選択することができます。
バイオームを選択すると、それ以外のバイオームが背景のように薄くなり、目的のバイオームが見つけやすくなります。
スライムチャンク
スライムチャンクとは、マイクラの世界において決まっている、スライムがスポーンする16×16マスのチャンクのことです。
スライムは沼地にもスポーンするほか、このスライムチャンクの「y=39」以下の高さでスポーンします。
スライムファインダーでは、以下のような緑のマス目でスライムチャンクが表示されます。
カーソルを合わせると(スマホはタップ)、右下にチャンクの範囲が「from」「to」で表示されます。
この「from (X/Z)」の座標点と「to (X/Z)」の座標点をつないだ16×16マスの範囲がスライムチャンクです。
構造物(ダンジョン)
ここでは「砦の遺跡(ピグリン要塞)」である「Bastion」を例として紹介します。
砦の遺跡の場合は、以下のようにマップに色違いの丸い点が表示されます。
この時、丸い点にカーソルを合わせると右下に詳細情報が表示されます。
砦の遺跡の場合、「Bridges(橋)」「Hoglin stables(ホグリンの小屋)」「Housing units(住居)」「Treasure room(宝物部屋)」という4つのタイプが表示されます。
ほかの構造物でも右下に詳細情報が出ることがあるので、チェックしておきましょう。
シードマップ(Seed Map)の使い方
シードマップ(Seed Map)は、バイオームや構造物などをまとめて表示できるモードです。
同時に複数の構造物などを表示しつつ、バイオームも確認することができます。
シードマップは、Chunk Baseの「Apps」のページの下部からアクセスできます。
こちらも「Seed」にワールドのシード値を入力し、「version」を現在のバージョンに変更します。
ネザーおよびエンドのマップが見たい場合は「Dimension」も変更しましょう。
次に、下の画像アイコンをクリックするとバイオームや構造物などの表示を切り替えることができます。
右端にある「▼」をクリックして開くと、以下のような表示にできるのでおすすめです。
左下に小さくある「Select all」を押すと全選択、「Deselect all」を押すと全解除ができます。
ちなみに、以下のものはシードマップでしか探せない要素です。
シードマップでしか探せない要素 | |
---|---|
cave | 洞窟 |
Apple | エンチャントされたリンゴ入りチェスト |
Ore veins | 鉱脈 |
Desert Well | 砂漠の井戸 |
Trail Ruins | 旅路の遺跡 |
Trial Chamber | 試練の間(トライアルチャンバー) |
シードマップでも「Highlight biomes」にチェックを入れて右の空白をクリックすると、探したいバイオームを選択できます。
また、右下にある「Grid Lines」のチェックを入れると、グリッド線の表示を切り替えることができます。
シードマップではグリッド線の表示がデフォルトになっていないので、チャンクを確認したい時はチェックを入れましょう。
バージョンの違いによる注意点
チャンクベースの注意点として、古いバージョンですでに行ったことのある場所では、チャンクベースのマップ通りにバイオームやダンジョンが見つからない可能性が高いです。
なぜかというと、マイクラでは新要素(バイオームや構造物など)がアップデートで追加された時、基本的に以前に行ったことのある場所は更新されず、以前の状態のままです。
そうでないと、自分が拠点や建物を作った場所がいきなり新しいバイオームになっていたり、新しい構造物に押しつぶされてしまったりしまいますからね。
ところが、チャンクベースでは行ったことのある場所かどうかの判別はできないので、「Version」で設定したバージョンの新しいマップが表示されます。
そのため、古いバージョンで行ったことのある場所は、ゲームとチャンクベースのマップに相違が生まれるので注意しましょう。
おわりに
今回は、バイオームやダンジョンなどの位置が調べられるチャンクベース(Chunk Base)の使い方について解説させていただきました。
マイクラは、冒険や収集といった要素のほか、建築や装置作りなど、幅広く自由に遊べるゲームです。
今回紹介したチャンクベースは、人によっては面倒な「探索」という要素を省略できるので、人それぞれ必要に応じて使ってみて下さい。
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