マイクラのコマンドとは、チャットなどに特定のテキストを入力することで「テレポート」「構造物の座標検索」「広範囲へのブロック設置」など、あらゆる事ができる公式のチート機能のことです。
サバイバルモードでは、実績が獲得できなくなったりゲームバランスを崩してしまうためあまり使いませんが、クリエイティブモードでは大きな時間短縮になります。
クリエイティブモードで装置を作ってみたり、構造物を見つけて内部を調べてみたりする時に便利です。
今回はこのコマンドの基本的な使い方と、よく使うコマンドを使用例とともに紹介します。
使用例を応用したりコピーすればそれほど難しいものではないので、ぜひ参考にしてみて下さい。
コマンドを使えるようにするには?
コマンドを使えるようにするには、ワールドの「設定」→「ゲーム」から、デフォルトゲームモードを「クリエイティブ」にするか、下の方にある「チートの実行」をONにします。
また、マルチプレイでワールドの作成者以外がコマンドを使えるようにするには、「プレイヤーの権限レベル」および「権限の設定」を変更する必要があります。
プレイヤー権限の設定は、メニューからプレイヤー名の右のマークを選び、権限レベルの変更をしてから「オペレーターコマンド」と「テレポートの使用」を『はい』に変更します。
これでコマンドを使う準備は完了です。
コマンドの基本的な使い方
コマンド入力のルール
コマンドの基本的な使い方としては、チャットウィンドウに決められたルール通りに特定のテキストを入力して実行します。
コマンド入力の共通ルールは以下の3つです。
大前提として、これらのルールが守られていないとコマンドが実行されないので注意しましょう。
実際のコマンドについては、それぞれのコマンドを見てもらった方がわかりやすいと思うので、後ほど解説します。
ターゲットセレクターについて
様々なコマンドで活用できる「ターゲットセレクター」について解説しておきます。
まずは、以下のコマンドの例をご覧ください。
/clear @a
「/clear」はプレイヤーのインベントリからアイテムを消去するコマンドです。
上記のコマンドでは、追加設定としてワールドのすべてのプレイヤーからアイテムを消去するようになっています。
この「@a」というのが「すべてのプレイヤー」を意味しており、ターゲットセレクターと呼ばれています。
ターゲットセレクターには以下の種類があり、対象を選択するコマンドで使えるので覚えておくと良いでしょう。
ターゲットセレクター | 対象 |
---|---|
@s | 自分自身 |
@p | 最も近いプレイヤー |
@a | すべてのプレイヤー |
@r | ランダムなプレイヤー |
@e | すべてのエンティティ (プレイヤー以外のモブなども含む) |
プレイヤー名 | プレイヤー名を指定する場合は「@」不要 |
2種類の座標の入力方法について
コマンドの中には「/tp(テレポート)」のように座標を入力するものがありますが、座標の入力方法には2種類あります。
まずは、以下の2つのコマンド例をご覧ください。
/tp 50 0 -50 |
/tp ~50 ~0 ~-50 |
上記はどちらもテレポートのコマンドですが、
上の例は『x=50 y=0 z=-50』という座標にテレポートするコマンドなのに対し、
下の例は『現在地から、xに50、yそのまま、zに-50』移動した座標にテレポートするコマンドです。
そうです、数字の前の「~」というのが「現在地から」というのを意味します。
実際にはテレポートで「~」を使うことはあまりないですが、ブロックを設置するコマンドなどで便利なので覚えておきましょう。
「~」と「~なし」は組み合わせることも可能ですが、ややこしいので慣れるまではどちらかだけ利用すると良いでしょう。
チャットの履歴機能や座標のコピー機能を活用しよう
コマンドを紹介する前に、最後にコマンドを入力する際の便利機能を紹介させてください。
チャットの履歴機能
チャットには、過去に送信したチャットを呼び出す履歴機能があります。
例えば、「こんにちは」というチャットを送信したあと、もう一度チャットウィンドウを開いて『↑キー(十字キー上)』を押すと、「こんにちは」をすぐに呼び出せます。
これと同じように、チャットの履歴機能を使えば過去に実行したコマンドを呼び出せるので、覚えておくと便利です。
座標のコピー機能
バージョン1.19.10から座標のコピー機能が追加されました。
まずは「メニュー」→「設定」→「クリエイター」から『座標UIのコピーを有効にする』をオンにします。
その後、チャット画面を開くと上にそれまでなかった項目が表示されます。
「マイポジション」と書かれているところを選ぶと、「ブロックポジション」という選択肢が出てきます。
マイポジションは自分の現在いる座標をコピーする状態で、ブロックポジションは自分の目線の先にあるブロックの座標をコピーする状態です。
そして、画面上の座標の右の2つのマークが、コピー&ペーストです。
左のマークを押すと表示されている座標がコピーされ、右のマークを押すとコピーした座標をチャットに貼り付けることができます。
ブロックを一括設置したり整地するコマンドで便利なので覚えておくと良いでしょう。
よく使うコマンド一覧
コマンドの入力ルールや便利機能について説明したところで、それぞれのコマンドを紹介していきます。
とはいえ、マイクラのコマンドはあまり使わないものまで含めると100種類を超えるため、すべて紹介しているとキリがありません。
というわけで、今回はよく使うコマンドのみを紹介します。
以下は、今回紹介するコマンドの一覧です。
/clear | プレイヤーのアイテムを消去する |
/give | プレイヤーにアイテムを与える |
/locate | 最寄りのバイオームや構造物の座標を調べる |
/tp | 指定した座標やプレイヤーの場所にテレポートする |
/effect | 暗視や透明化などのステータス効果を付与する |
/fill | 指定した範囲に指定したブロックを一括設置する |
/time | ワールドの時刻を変更する |
/weather | 天気を変更する |
それぞれ詳しく解説していきます。
「clear」プレイヤーのアイテムを消去できる
アイテムでインベントリがごちゃごちゃした時などに便利なコマンドです。
プレイヤーを指定したり、アイテムを指定して消去することも可能で、マルチプレイでイベントなどをする際にも使えます。
「clear」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/clear ターゲット アイテムID データ値 アイテム数
「ターゲット」以降の条件指定はどれも任意入力で、入力しなくても使えます。
データ値とは、統合版におけるブロックIDの続きだとお考え下さい。
例として、「stone」は『石』のブロックIDですが、「stone 1」は『花崗岩』のブロックIDとなり、この「1」というのがデータ値と呼ばれるものです。
データ値については、最近のアップデートによってコマンドにより使用したりしなかったり、新しいブロックIDが用意されたりされてなかったりする複雑な状況にあり、今後廃止される可能性もあります。
「clear」コマンドの入力例
入力例としては以下のようになります。
入力例 | 効果 |
---|---|
/clear | 自分のインベントリからアイテムを消去する |
/clear @a | ワールドにいるプレイヤー全員のアイテムを消去する |
/clear @s アイテムID | 自分のインベントリから指定したアイテムのみ消去する |
自分のアイテムを消去するだけなら「/clear」のみでいいので、あらゆる機種で使いやすいコマンドです。
アイテムIDとデータ値についてはこちらのnishiさんの記事がおすすめです。
「give」プレイヤーにアイテムを与える
プレイヤー全員にまとめてアイテムを与えたい時などに便利なコマンドです。
また、このコマンドでしか入手できないアイテムも存在するので、それらを入手するのにも使います。
「give」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/give ターゲット アイテムID アイテム数 データ値 条件指定
「アイテム名」までは必須入力で、それ以降は任意です。
データ値とは、統合版におけるブロックIDの続きだとお考え下さい。
例として、「stone」は『石』のブロックIDですが、「stone 1」は『花崗岩』のブロックIDとなり、この「1」というのがデータ値と呼ばれるものです。
データ値については、最近のアップデートによってコマンドにより使用したりしなかったり、新しいブロックIDが用意されたりされてなかったりする複雑な状況にあり、今後廃止される可能性もあります。
「give」コマンドの入力例
入力例としては以下のようになります。
入力例 | |
---|---|
/give @s アイテムID | 自分に指定したアイテムを1個与える |
/give @r diamond 5 | ランダムなプレイヤーに「ダイヤモンド」を5個与える |
/give @a potion 2 6 | すべてのプレイヤーに「暗視のポーション(8:00)」を2個与える |
/give @a light_block 1 15 | すべてのプレイヤーに「光ブロック(明るさ15)」を1個与える ※コマンド限定アイテム |
コマンドでしか入手できないアイテムについては以下の表をご覧ください。
(すべてのプレイヤーに与えるコマンドを記載しているのでコピーしてお使いください。)
- +コマンドでしか入手できるアイテム一覧
アイテム名 コマンド 説明 コマンドブロック /give @a command_block コマンドを実行できるブロック バリアブロック /give @a barrier 通行不可の透明なブロック
手に持ってると見える光ブロック /give @a light_block 1 15 光を放つ透明なブロック
手に持ってると見える
データ値で明るさを15まで指定可能ストラクチャーブロック /give @a structure_block 範囲を指定してコピーができるブロック ストラクチャーヴォイド /give @a structure_void ストラクチャーブロックのコピー時に空気を置き換えないようにするブロック ボーダー /give @a border_block 設置した上下に通行不可の透明な壁ができるブロック 許可ブロック /give @a allow アドベンチャーで、許可ブロックより上でブロックの破壊と設置ができるようになるブロック
クリエイティブでのみ設置可能拒否ブロック /give @a deny サバイバルで、拒否ブロックより上でブロックの破壊と設置ができなくなるブロック
クリエイティブでのみ設置可能エンダードラゴンのスポーンエッグ /give @a ender_dragon_spawn_egg エンダードラゴンを召喚できる
ゲームが重くなるので注意ウィザーのスポーンエッグ /give @a wither_spawn_egg ウィザーを召喚できる
ゲームが重くなるので注意
「locate」最寄りのバイオームや構造物の座標を調べる
特定のバイオームや構造物を探して、探索したり実験をしたい時に便利なコマンドです。
「/locate」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/locate biome(structure) バイオームID(構造物ID) 未発見指定
バイオームID(構造物ID)までが必須入力で、最後に「ture」を付けることで未発見の指定した構造物を探すことができます。
「locate」コマンドの入力例
入力例としては以下のようになります。
入力例 | 効果 |
---|---|
/locate biome バイオームID | 指定したバイオームを探す |
/locate structure 構造物ID | 指定した構造物を探す |
/locate structure 構造物ID true | 未発見の指定した構造物を探す |
バイオームIDおよび構造物IDについては以下を参考にしてください。
- +バイオームID一覧はこちら
バイオーム名 バイオームID 海洋 ocean Legacy Frozen Ocean legacy_frozen_ocean 深海 deep_ocean 凍った海 frozen_ocean 凍った深海 deep_frozen_ocean 冷たい海 cold_oce
an
冷たい深海 deep_cold_ocean ぬるい海 lukewarm_ocean ぬるい深海 deep_lukewarm_ocean 暖かい海 warm_ocean 暖かい深海 deep_warm_ocean 川 river 凍った川 frozen_river 海岸 beach 石だらけの海岸 stone_beach 雪の砂浜 cold_beach 森林 forest 森のある丘陵 forest_hills 花の森 flower_forest シラカバの森 birch_forest シラカバの森の丘陵 birch_forest_hills シラカバの原生林 birch_forest_mutated 巨大シラカバの丘陵 birch_forest_hills_mutated 暗い森 roofed_forest 暗い森の丘陵 roofed_forest_mutated ジャングル jungle ジャングルの丘陵 jungle_hills 変異したジャングル jungle_mutated ジャングルの端 jungle_edge 変異したジャングルの端 jungle_edge_mutated 竹林 bamboo_jungle 竹林の丘 bamboo_jungle_hills タイガ taiga タイガの丘陵 taiga_hills タイガの山 taiga_mutated 雪のタイガ cold_taiga 雪のタイガの丘陵 cold_taiga_hills 雪のタイガの山 cold_taiga_mutated マツの原生林 mega_taiga 巨大樹のタイガの丘陵 mega_taiga_hills トウヒの原生林 redwood_taiga_mutated 巨大樹のトウヒのタイガの丘陵 redwood_taiga_hills_mutated キノコ島 mushroom_island キノコ島の海岸 mushroom_island_shore 沼地 swampland 沼地の丘陵 swampland_mutated サバンナ savanna サバンナの高原 savanna_plateau 吹きさらしのサバンナ savanna_mutated 荒廃したサバンナの高原 savanna_plateau_mutated 平原 plains ヒマワリ平原 sunflower_plains 砂漠 desert 砂漠の丘陵 desert_hills 砂漠の湖 desert_mutated 雪原 ice_plains 雪山 ice_mountains 氷樹 ice_plains_spikes 吹きさらしの丘 windswept_hills 吹きさらしの森 windswept_forest 吹きさらしの砂利の丘 windswept_gravelly_hills 砂利の山+ extreme_hills_plus_trees_mutated 山麓 extreme_hills_edge 荒野 mesa 荒野の高原 mesa_plateau 変異した荒野の高原 mesa_plateau_mutated 森のある荒野の高原 mesa_plateau_stone 変異した森のある荒野の高原 mesa_plateau_stone_mutated 侵食された荒野 mesa_bryce 草地 meadow 林 grove 雪の斜面 snowy_slopes 尖った山頂 jagged_peaks 凍った山頂 frozen_peaks 石だらけの山頂 stony_peaks 繁茂した洞窟 lush_caves 鍾乳洞 dripstone_caves マングローブの沼地 mangrove _
swampディープダーク deep_dark ネザーの荒地 hell 真紅の森 crimson_forest 歪んだ森 warped_forest ソウルサンドの谷 soulsand_valley 玄武岩の三角州 basalt_deltas ジ・エンド the_end
- +構造物ID一覧はこちら
構造物名 構造物ID 古代都市 ancient_city 砦の遺跡(ピグリン要塞) bastionremnant 埋もれた宝 buriedtreasure エンドシティ endcity ネザー要塞 fortress 森の洋館 mansion 廃坑 mineshaft 海底神殿 monument 海底遺跡 ruins ピリジャーの前哨基地 pillageroutpost 荒廃したポータル(壊れたネザーゲート) ruinedportal 難破船 shipwreck エンド要塞 stronghold 砂漠のピラミッド temple イグルー temple ジャングルの寺院 temple ウィッチの小屋 temple 村 village ※統合版ではピラミッドやウィッチの小屋がすべて「temple」で統一されており、個別に探すことはできません。
「tp」指定した座標やプレイヤーの場所にテレポートする
「/locate」で調べたバイオームや構造物にテレポートしたり、プレイヤー同士を合流させるのに便利なコマンドです。
「tp」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/tp 移動する対象 移動先の対象
/tp 移動する対象 x座標 y座標 z座標
座標指定のテレポートで、自分がテレポートする場合は「移動する対象」を省略できます。
また、後ろに「ture」を追記すると、移動先にブロックがある場合にテレポートしなくなります。
「tp」コマンドの入力例
入力例としては以下のようになります。
入力例 | 効果 |
---|---|
/tp 100 100 100 | 自分を「x=100 y=100 z=100」の座標にテレポートする |
/tp ~100 ~ ~ | 自分を「x軸」の100マス先にテレポートする |
/tp @a @s | すべてのプレイヤーを自分の元にテレポートさせる |
/tp プレイヤー名 @s | 「プレイヤー名」を自分の元にテレポートさせる |
「effect」暗視や透明化などのステータス効果を付与する
地下の構造物の様子を見てみたい時などに、「暗視」などのステータス効果を自由に付与できるコマンドです。
「/effect」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/effect 効果を付与する対象 ステータス効果ID 持続時間(秒) 効果の強さ パーティクル
「ステータス効果ID」までは必須入力で、それ以降を入力しなかった場合、持続時間は「30秒」、効果の強さは「0」、パーティクルは「表示(false)」が自動的に設定されます。
なお、「効果の強さ」または「パーティクル」を指定する場合、それより前の項目をすべて入力する必要があります。
「effect」コマンドの入力例
入力例としては以下のようになります。
入力例 | 効果 |
---|---|
/effect @a night_vision 600 0 true | すべてのプレイヤーに「暗視」の効果を600秒間与える(パーティクル非表示) (暗視にはレベルの概念がないため、レベルは何を設定しても変わりません) |
/effect @s speed 300 10 | 自身に「移動速度上昇(Lv10)」の効果を300秒間与える(パーティクル表示) |
/effect @e clear | すべてのプレイヤーと周囲のモブのステータス効果を消す |
ステータス効果IDについては以下を参考にしてください。
- +ステータス効果ID一覧はこちら
名前 ステータス効果 ステータス効果ID スピード 移動速度上昇 speed 鈍化 移動速度低下 slowness 勤勉 採掘速度上昇 haste 疲労 採掘速度低下 mining_fatigue 力 攻撃力上昇 strength 回復 即時回復 instant_health ダメージ 即時ダメージ instant_damage 跳躍 跳躍力増加 jump_boost 目まい 画面がゆがむ nausea 再生 時間で回復 regeneration 耐性 ダメージ減少 resistance 耐火 火炎耐性 fire_resistance 水中呼吸 溺れなくなる water_breathing 透明化 透明になる invisibility 目つぶし 視界が暗くなる blindness 暗視 視界が明るくなる night_vision 空腹 満腹度が早く減少する hunger 弱体化 近接攻撃の威力低下 weakness 毒 時間でダメージ poison 衰弱 時間でダメージ wither HP ブースト 体力の最大値増加 health_boost 吸収 使い捨ての体力を得る absorption 飽和 満腹度回復 saturation 浮遊 徐々に浮いて行く levitation 致死毒 時間でダメージ fatal_poison コンジット パワー コンジットと同じ効果 conduit_power 低速落下 落下速度低下 slow_falling 凶兆 村に入ると襲撃イベント bad_omen 村の英雄 村人の交易が値引き village_hero 暗闇 視界が暗くなる darkness ※目つぶしはヒナソウから作った「あやしいシチュー」と同じ効果、暗闇は「ウォーデン」が発生させるのと同じ効果です。
※コンジットパワーは、水中にいる時に「水中呼吸」「暗視」「採掘速度上昇」を与える効果です。
「fill」指定した範囲に指定したブロックを一括設置する
整地をしたり、ブロックを敷き詰めたりできるコマンドです。
置換方法を指定すれば、中が空洞の立方体を作ったり、指定したブロックを別のブロックに置き換えたりもできます。
ただし、設置範囲や設置数などにルールがあるので、応用して使うにはそれなりの理解が必要です。
「/fill」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/fill 始点のx座標 始点のy座標 始点のz座標 終点のx座標 終点のy座標 終点のz座標 ブロックID データ値 置換方法
データ値とは、統合版におけるブロックIDの続きだとお考え下さい。
例として、「stone」は『石』のブロックIDですが、「stone 1」は『花崗岩』のブロックIDとなり、この「1」というのがデータ値と呼ばれるものです。
データ値については、最近のアップデートによってコマンドにより使用したりしなかったり、新しいブロックIDが用意されたりされてなかったりする複雑な状況にあり、今後廃止される可能性もあります。
ブロックIDについてはこちらのnishiさんの記事がおすすめです。
置換方法には以下の6種類があります。
未指定 | 指定した範囲のすべてのブロックを置き替える |
destroy(非推奨) | 指定した範囲のブロックを破壊して置き換える 破壊したブロックはドロップする |
hollow | 指定した範囲の外側にのみブロックを設置する 内部は空洞になる |
outline | 指定した範囲の外側にのみブロックを設置する 内部はそのままになる |
keep | 指定した範囲の空気ブロックを置き換える |
replace ブロックID | 指定した範囲の指定したブロックを置き換える |
そして、設置範囲や設置数には以下のルールがあります。
シミュレーション距離についてはこちらの記事を参考にしてください。
「fill」コマンドの入力例
入力例①:フラットの世界の床を鉄ブロックにする
シミュレーション距離4の場合
/fill 47 -61 47 -32 -61 -32 iron_block
シミュレーション距離8の場合
/fill 79 -61 79 -64 -61 -64 iron_block
ワールドの新規作成から、「詳細設定」→「平坦な世界」をONにして世界を生成し、初期地点で上記のコマンドを実行すると、周りの床が「鉄ブロック」になります。
y座標を「-62」「-63」と変更しながら実行すれば床下も鉄ブロックにできますし、「0」などにすれば空中に鉄ブロックの大地を作ることもできます。
なお、より広範囲の床を効率的に塗り替えたい場合は、以下の所長さんの動画を参考にしてみてください。
【参考動画】
【研究所の作り方】「床一面のブロックを塗り替えるコマンド」解説【マイクラ統合版】【ゆっくり実況】
入力例②:自分の周囲を整地する
自分から周囲32マス、高さ6マス目までを「空気ブロック(air)」に置き換えるコマンド
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air
整地をしたい場合は、整地したい範囲を「空気ブロック(air)」に置き換えましょう。
「世界の範囲外にブロックを設置することはできません」というエラーにならないようにするコツは以下を参照してください。
シミュレーション距離について理解できなかったり、どこまでシミュレーション距離の範囲なのか調べるのが面倒な場合は、指定する座標「x,z」を自分のいる座標から「±32」までにしておくとエラーになりません。
(シミュレーション距離4の場合。8の場合は±64まで)
上の例の場合、「自分から」を意味する「~」を付け、自分の周囲32マス、高さは6マス目までを指定しています。
これならば、シミュレーション距離の範囲外を指定することもなく、設置数制限にも引っかかりません。
入力例③:付近に鉱石がどのくらいあるか調べる
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air replace deepslate |
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air replace lava |
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air replace gravel |
置換方法「replace」と、整地のコマンドの応用です。
ダイアモンドの鉱石が出やすい深層の「ディープスレート(deepslate)」を「空気ブロック(air)」に置き換えて、付近に鉱石がどの程度あるのか見えるようにしてみました。
「溶岩(lava)」と「砂利(gravel)」も邪魔だったのでそちらも置き換えています。
「↑キー(十字キー上)」でチャットの履歴を呼び出せば、最後のブロック名を変えるだけで済みます。
同じようにネザーで「ネザーレック(netherrack)」を指定すれば、『古代のがれき』がどの程度あるのかも見れますね。
「time」ワールドの時刻を変更する
自由に時刻を変更でき、モブの動作確認などにも使えるコマンドです。
「time」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。
/time set 文字or数字
文字を入力すると6段階の時間設定ができ、数字を入力するとさらに細かく時間設定ができます。
入力可能な文字および、それに対応した数字は以下の通りです。
時間 | 文字 | 数字 |
---|---|---|
日の出 | sunrise | 23000 |
日中 | day | 1000 |
正午 | noon | 6000 |
日没 | sunset | 12000 |
夜 | night | 13000 |
午前0時 | midnight | 18000 |
「weather」天気を変更する
「晴れ」「雨」「雷雨」の3種類の天気に変更できるコマンドです。
「/weather」コマンドの基本的な入力方法は以下の通りです。
/weather 天候 持続時間(秒)
基本的にはチャットウィンドウの「/」マークを利用し、持続時間を設定したい場合のみ「秒」を入力するといいでしょう。
まとめ
今回は、マイクラ統合版におけるコマンドの基本的な使い方と、よく使うコマンドを紹介させて頂きました。
コマンドは通常プレイではあまり使うことはありませんが、クリエイティブモードで建築や装置のテストをする時にとても便利です。
もっと複雑なコマンドや、コマンドブロックといったものもありますが、まずは今回紹介した簡単なコマンドから使ってみてください。
コマンドよりも簡単に建物をコピーできるストラクチャーブロックの使い方はこちら
コメント
めちゃわかりやすい
誰でも簡単に出来そう。
>>食用キノコじゃない、キーボードだよ( ´ ▽ ` ) さん
お褒めいただきありがとうございます!
難しいコマンドはともかく、簡単なコマンドはちょっとした便利機能の感覚で使えるので、ぜひ使ってみて下さいね。