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【マイクラ統合版】コマンドの基本的な使い方とよく使うコマンド一覧

【マイクラ統合版】コマンドの基本的な使い方とよく使うコマンド一覧 マインクラフト

マイクラのコマンドとは、チャットなどに特定のテキストを入力することで「テレポート」「構造物の座標検索」「広範囲へのブロック設置」など、あらゆる事ができる公式のチート機能のことです。

サバイバルモードでは、実績が獲得できなくなったりゲームバランスを崩してしまうためあまり使いませんが、クリエイティブモードでは大きな時間短縮になります。

ツース
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クリエイティブモードで装置を作ってみたり、構造物を見つけて内部を調べてみたりする時に便利です。

今回はこのコマンドの基本的な使い方と、よく使うコマンドを使用例とともに紹介します。

使用例を応用したりコピーすればそれほど難しいものではないので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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マイクラ統合版ver1.20.10アップデートにて、統合版のアイテム名がJava版と同じ名称に変更されました。

発射装置 → ディスペンサー
観察者 → オブザーバーなど

これにより、記事内のアイテム名が現在のものと異なる場合がございます。

こちらについては順次対応をしていきますので、ご不便おかけしますがよろしくお願い致します。

コマンドを使えるようにするには?

チートの実行

コマンドを使えるようにするには、ワールドの「設定」→「ゲーム」から、デフォルトゲームモードを「クリエイティブ」にするか、下の方にある「チートの実行」をONにします。

ゲームモードを「クリエイティブ」にする、および「チートの実行」をオンにすると、そのワールドでは実績やトロフィーが獲得できなくなります。

実績とは、マイクラにおけるミッションのような攻略目標を与えるシステムです。
(PS4版ではトロフィーシステムに置き換わっています。)

ver1.20の時点で125種類の実績があり、「ツルハシを作る」「クリーパーを矢で倒す」などのミッションをクリアしていくと獲得できます。

実績はユーザーアカウントごとに記録されるようになっており、サバイバルモードでのみ獲得可能です。
(Java版では「進捗」という名称で、ワールドごとに記録されます。)

ワールドの設定を一度でも「クリエイティブ」または「チートの実行」をONにすると、そのワールドから実績が獲得できなくなります。
(ほかのワールドには影響しません。)

また、マルチプレイでワールドの作成者以外がコマンドを使えるようにするには、「プレイヤーの権限レベル」および「権限の設定」を変更する必要があります。

プレイヤー権限

プレイヤー権限の設定は、メニューからプレイヤー名の右のマークを選び、権限レベルの変更をしてから「オペレーターコマンド」「テレポートの使用」を『はい』に変更します。

これでコマンドを使う準備は完了です。

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コマンドの基本的な使い方

コマンド入力のルール

チャットに打ったコマンド

コマンドの基本的な使い方としては、チャットウィンドウに決められたルール通りに特定のテキストを入力して実行します。

チャットウィンドウの開き方は、PC版の場合は「Enterキー」、Switchなどのゲーム機の場合は「十字キー右」です。

コマンド入力の共通ルールは以下の3つです。

コマンド入力のルール
  • /(スラッシュ)+コマンド名からはじめる
  • 半角英数字を使用する
  • 文字列の区切りは半角スペースを使う

大前提として、これらのルールが守られていないとコマンドが実行されないので注意しましょう。

ツース
ツース

実際のコマンドについては、それぞれのコマンドを見てもらった方がわかりやすいと思うので、後ほど解説します。

ターゲットセレクターについて

ターゲットセレクター

様々なコマンドで活用できる「ターゲットセレクター」について解説しておきます。

まずは、以下のコマンドの例をご覧ください。

/clear @a

「/clear」はプレイヤーのインベントリからアイテムを消去するコマンドです。

上記のコマンドでは、追加設定としてワールドのすべてのプレイヤーからアイテムを消去するようになっています。

この「@a」というのが「すべてのプレイヤー」を意味しており、ターゲットセレクターと呼ばれています。

ターゲットセレクターには以下の種類があり、対象を選択するコマンドで使えるので覚えておくと良いでしょう。

ターゲットセレクター対象
@s自分自身
@p最も近いプレイヤー
@aすべてのプレイヤー
@rランダムなプレイヤー
@eすべてのエンティティ
(プレイヤー以外のモブなども含む)
プレイヤー名プレイヤー名を指定する場合は「@」不要

2種類の座標の入力方法について

コマンドの中には「/tp(テレポート)」のように座標を入力するものがありますが、座標の入力方法には2種類あります。

統合版の場合は、世界の選択画面もしくはゲーム中の「設定」→「ゲーム」から「座標の表示」をオンにします。

これで、ゲーム画面の左上に座標が表示されるようになります。

まずは、以下の2つのコマンド例をご覧ください。

/tp 50 0 -50
/tp ~50 ~0 ~-50

上記はどちらもテレポートのコマンドですが、

上の例は『x=50 y=0 z=-50』という座標にテレポートするコマンドなのに対し、

下の例は『現在地から、xに50、yそのまま、zに-50』移動した座標にテレポートするコマンドです。

そうです、数字の前の「~」というのが「現在地から」というのを意味します。

実際にはテレポートで「~」を使うことはあまりないですが、ブロックを設置するコマンドなどで便利なので覚えておきましょう。

ちなみに「~」のあとの数字を未入力にすると「0」と同じ意味になります。

ツース
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「~」と「~なし」は組み合わせることも可能ですが、ややこしいので慣れるまではどちらかだけ利用すると良いでしょう。

チャットの履歴機能や座標のコピー機能を活用しよう

コマンドを紹介する前に、最後にコマンドを入力する際の便利機能を紹介させてください。

チャットの履歴機能

チャットには、過去に送信したチャットを呼び出す履歴機能があります。

例えば、「こんにちは」というチャットを送信したあと、もう一度チャットウィンドウを開いて『↑キー(十字キー上)』を押すと、「こんにちは」をすぐに呼び出せます。

これと同じように、チャットの履歴機能を使えば過去に実行したコマンドを呼び出せるので、覚えておくと便利です。

座標のコピー機能

バージョン1.19.10から座標のコピー機能が追加されました。

まずは「メニュー」→「設定」→「クリエイター」から『座標UIのコピーを有効にする』をオンにします。

座標UIのコピーを有効にする

その後、チャット画面を開くと上にそれまでなかった項目が表示されます。

座標のコピー方法

「マイポジション」と書かれているところを選ぶと、「ブロックポジション」という選択肢が出てきます。

マイポジションは自分の現在いる座標をコピーする状態で、ブロックポジションは自分の目線の先にあるブロックの座標をコピーする状態です。

マイポジションでは、自分がいる座標の小数点以下の細かい座標まで表示されます。

少し見づらいですがコマンドでも問題なく使えます。

そして、画面上の座標の右の2つのマークが、コピー&ペーストです。

左のマークを押すと表示されている座標がコピーされ、右のマークを押すとコピーした座標をチャットに貼り付けることができます。

ツース
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ブロックを一括設置したり整地するコマンドで便利なので覚えておくと良いでしょう。

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よく使うコマンド一覧

コマンドの入力ルールや便利機能について説明したところで、それぞれのコマンドを紹介していきます。

とはいえ、マイクラのコマンドはあまり使わないものまで含めると100種類を超えるため、すべて紹介しているとキリがありません。

というわけで、今回はよく使うコマンドのみを紹介します。

以下は、今回紹介するコマンドの一覧です。

/clearプレイヤーのアイテムを消去する
/giveプレイヤーにアイテムを与える
/locate最寄りのバイオームや構造物の座標を調べる
/tp指定した座標やプレイヤーの場所にテレポートする
/effect暗視や透明化などのステータス効果を付与する
/fill指定した範囲に指定したブロックを一括設置する
/timeワールドの時刻を変更する
/weather天気を変更する

それぞれ詳しく解説していきます。

「clear」プレイヤーのアイテムを消去できる

アイテムでインベントリがごちゃごちゃした時などに便利なコマンドです。

プレイヤーを指定したり、アイテムを指定して消去することも可能で、マルチプレイでイベントなどをする際にも使えます。

「clear」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/clear ターゲット アイテムID データ値 アイテム数

「ターゲット」以降の条件指定はどれも任意入力で、入力しなくても使えます。

データ値とは、統合版におけるブロックIDの続きだとお考え下さい。

例として、「stone」は『石』のブロックIDですが、「stone 1」は『花崗岩』のブロックIDとなり、この「1」というのがデータ値と呼ばれるものです。

データ値については、最近のアップデートによってコマンドにより使用したりしなかったり、新しいブロックIDが用意されたりされてなかったりする複雑な状況にあり、今後廃止される可能性もあります。

データ値がないブロックでアイテム数を指定したい場合、データ値のところに「0」などの適当な数字を入力した上で、アイテム数を指定する必要があります。(ver1.20現在)

「clear」コマンドの入力例

入力例としては以下のようになります。

入力例効果
/clear自分のインベントリからアイテムを消去する
/clear @aワールドにいるプレイヤー全員のアイテムを消去する
/clear @s アイテムID自分のインベントリから指定したアイテムのみ消去する
アイテムを指定する場合はターゲットの入力が必須になります。
ツース
ツース

自分のアイテムを消去するだけなら「/clear」のみでいいので、あらゆる機種で使いやすいコマンドです。

アイテムIDとデータ値についてはこちらのnishiさんの記事がおすすめです。

「give」プレイヤーにアイテムを与える

プレイヤー全員にまとめてアイテムを与えたい時などに便利なコマンドです。

また、このコマンドでしか入手できないアイテムも存在するので、それらを入手するのにも使います。

「give」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/give ターゲット アイテムID アイテム数 データ値 条件指定

「アイテム名」までは必須入力で、それ以降は任意です。

条件指定では「捨てられないアイテム」「死んでもドロップしないアイテム」「アドベンチャーで指定したブロックの上にのみ設置でき指定したブロックを破壊するブロック」などを設定できますが、構文が複雑なので別の機会に解説したいと思います。

データ値とは、統合版におけるブロックIDの続きだとお考え下さい。

例として、「stone」は『石』のブロックIDですが、「stone 1」は『花崗岩』のブロックIDとなり、この「1」というのがデータ値と呼ばれるものです。

データ値については、最近のアップデートによってコマンドにより使用したりしなかったり、新しいブロックIDが用意されたりされてなかったりする複雑な状況にあり、今後廃止される可能性もあります。

「give」コマンドの入力例

入力例としては以下のようになります。

入力例
/give @s アイテムID自分に指定したアイテムを1個与える
/give @r diamond 5ランダムなプレイヤーに「ダイヤモンド」を5個与える
/give @a potion 2 6すべてのプレイヤーに「暗視のポーション(8:00)」を2個与える
/give @a light_block 1 15すべてのプレイヤーに「光ブロック(明るさ15)」を1個与える
※コマンド限定アイテム

コマンドでしか入手できないアイテムについては以下の表をご覧ください。
(すべてのプレイヤーに与えるコマンドを記載しているのでコピーしてお使いください。)

コマンドでしか入手できるアイテム一覧
アイテム名コマンド説明
コマンドブロック/give @a command_blockコマンドを実行できるブロック
バリアブロック/give @a barrier通行不可の透明なブロック
手に持ってると見える
光ブロック/give @a light_block 1 15光を放つ透明なブロック
手に持ってると見える
データ値で明るさを15まで指定可能
ストラクチャーブロック/give @a structure_block範囲を指定してコピーができるブロック
ストラクチャーヴォイド/give @a structure_voidストラクチャーブロックのコピー時に空気を置き換えないようにするブロック
ボーダー/give @a border_block設置した上下に通行不可の透明な壁ができるブロック
許可ブロック/give @a allowアドベンチャーで、許可ブロックより上でブロックの破壊と設置ができるようになるブロック
クリエイティブでのみ設置可能
拒否ブロック/give @a denyサバイバルで、拒否ブロックより上でブロックの破壊と設置ができなくなるブロック
クリエイティブでのみ設置可能
エンダードラゴンのスポーンエッグ/give @a ender_dragon_spawn_eggエンダードラゴンを召喚できる
ゲームが重くなるので注意
ウィザーのスポーンエッグ/give @a wither_spawn_eggウィザーを召喚できる
ゲームが重くなるので注意

「locate」最寄りのバイオームや構造物の座標を調べる

特定のバイオームや構造物を探して、探索したり実験をしたい時に便利なコマンドです。

「/locate」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/locate biome(structure) バイオームID(構造物ID) 未発見指定

バイオームID(構造物ID)までが必須入力で、最後に「ture」を付けることで未発見の指定した構造物を探すことができます。

統合版ではバージョン1.19.10から仕様が変更され、「/locate」のあとにバイオームを調べるのか構造物を調べるのか入力するようになりました。

「locate」コマンドの入力例

入力例としては以下のようになります。

入力例効果
/locate biome バイオームID指定したバイオームを探す
/locate structure 構造物ID指定した構造物を探す
/locate structure 構造物ID true未発見の指定した構造物を探す
「/locate」コマンドでは「y座標」は表示されません。

バイオームIDおよび構造物IDについては以下を参考にしてください。

バイオームID一覧はこちら
バイオーム名バイオームID
海洋ocean
Legacy Frozen Oceanlegacy_frozen_ocean
深海deep_ocean
凍った海frozen_ocean
凍った深海deep_frozen_ocean
冷たい海cold_ocean
冷たい深海deep_cold_ocean
ぬるい海lukewarm_ocean
ぬるい深海deep_lukewarm_ocean
暖かい海warm_ocean
暖かい深海deep_warm_ocean
river
凍った川frozen_river
海岸beach
石だらけの海岸stone_beach
雪の砂浜cold_beach
森林forest
森のある丘陵forest_hills
花の森flower_forest
シラカバの森birch_forest
シラカバの森の丘陵birch_forest_hills
シラカバの原生林birch_forest_mutated
巨大シラカバの丘陵birch_forest_hills_mutated
暗い森roofed_forest
暗い森の丘陵roofed_forest_mutated
ジャングルjungle
ジャングルの丘陵jungle_hills
変異したジャングルjungle_mutated
ジャングルの端jungle_edge
変異したジャングルの端jungle_edge_mutated
竹林bamboo_jungle
竹林の丘bamboo_jungle_hills
タイガtaiga
タイガの丘陵taiga_hills
タイガの山taiga_mutated
雪のタイガcold_taiga
雪のタイガの丘陵cold_taiga_hills
雪のタイガの山cold_taiga_mutated
マツの原生林mega_taiga
巨大樹のタイガの丘陵mega_taiga_hills
トウヒの原生林redwood_taiga_mutated
巨大樹のトウヒのタイガの丘陵redwood_taiga_hills_mutated
キノコ島mushroom_island
キノコ島の海岸mushroom_island_shore
沼地swampland
沼地の丘陵swampland_mutated
サバンナsavanna
サバンナの高原savanna_plateau
吹きさらしのサバンナsavanna_mutated
荒廃したサバンナの高原savanna_plateau_mutated
平原plains
ヒマワリ平原sunflower_plains
砂漠desert
砂漠の丘陵desert_hills
砂漠の湖desert_mutated
雪原ice_plains
雪山ice_mountains
氷樹ice_plains_spikes
吹きさらしの丘windswept_hills
吹きさらしの森windswept_forest
吹きさらしの砂利の丘windswept_gravelly_hills
砂利の山+extreme_hills_plus_trees_mutated
山麓extreme_hills_edge
荒野mesa
荒野の高原mesa_plateau
変異した荒野の高原mesa_plateau_mutated
森のある荒野の高原mesa_plateau_stone
変異した森のある荒野の高原mesa_plateau_stone_mutated
侵食された荒野mesa_bryce
草地meadow
grove
雪の斜面snowy_slopes
尖った山頂jagged_peaks
凍った山頂frozen_peaks
石だらけの山頂stony_peaks
繁茂した洞窟lush_caves
鍾乳洞dripstone_caves
マングローブの沼地mangrove_swamp
ディープダークdeep_dark
ネザーの荒地hell
真紅の森crimson_forest
歪んだ森warped_forest
ソウルサンドの谷soulsand_valley
玄武岩の三角州basalt_deltas
ジ・エンドthe_end
構造物ID一覧はこちら
構造物名構造物ID
古代都市ancient_city
砦の遺跡(ピグリン要塞)bastionremnant
埋もれた宝buriedtreasure
エンドシティendcity
ネザー要塞fortress
森の洋館mansion
廃坑mineshaft
海底神殿monument
海底遺跡ruins
ピリジャーの前哨基地pillageroutpost
荒廃したポータル(壊れたネザーゲート)ruinedportal
難破船shipwreck
エンド要塞stronghold
砂漠のピラミッドtemple
イグルーtemple
ジャングルの寺院temple
ウィッチの小屋temple
village

※統合版ではピラミッドやウィッチの小屋がすべて「temple」で統一されており、個別に探すことはできません。

「tp」指定した座標やプレイヤーの場所にテレポートする

「/locate」で調べたバイオームや構造物にテレポートしたり、プレイヤー同士を合流させるのに便利なコマンドです。

自分が他のプレイヤーの場所にテレポートするだけなら、チャットウィンドウの左にある「/」マークから「テレポート」を選ぶことでも実行できます。

「tp」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/tp 移動する対象 移動先の対象
/tp 移動する対象 x座標 y座標 z座標

座標指定のテレポートで、自分がテレポートする場合は「移動する対象」を省略できます。

また、後ろに「ture」を追記すると、移動先にブロックがある場合にテレポートしなくなります。

「tp」コマンドではさらに、テレポート後のプレイヤーの向きを指定することも可能です。

詳しくは以下をご覧ください。

テレポート後のプレイヤーの向きを指定する場合、構文は以下のようになります。

/tp 移動する対象 x y z 方角指定(水平) 方角指定(垂直)
/tp 移動する対象 x y z facing 対象

「方角指定(水平)」には、「0」「90」「-90」「-180」(南,西,東,北)といったように記述します。
※「45」などの角度も指定可能。

「方角指定(垂直)」には、「-90」「90」(真上,真下)と記述します。
※「垂直」を指定する場合は「水平」の入力が必須です。

「facing」では、対象として「@p」などを記述することで、指定した対象の方を向くようにできます。

「tp」コマンドの入力例

入力例としては以下のようになります。

入力例効果
/tp 100 100 100自分を「x=100 y=100 z=100」の座標にテレポートする
/tp ~100 ~ ~自分を「x軸」の100マス先にテレポートする
/tp @a @sすべてのプレイヤーを自分の元にテレポートさせる
/tp プレイヤー名 @s「プレイヤー名」を自分の元にテレポートさせる

「effect」暗視や透明化などのステータス効果を付与する

地下の構造物の様子を見てみたい時などに、「暗視」などのステータス効果を自由に付与できるコマンドです。

「/effect」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/effect 効果を付与する対象 ステータス効果ID 持続時間(秒) 効果の強さ パーティクル

「ステータス効果ID」までは必須入力で、それ以降を入力しなかった場合、持続時間は「30秒」、効果の強さは「0」、パーティクルは「表示(false)」が自動的に設定されます。

なお、「効果の強さ」または「パーティクル」を指定する場合、それより前の項目をすべて入力する必要があります。

「効果の強さ」とは、例えば「移動速度上昇」であれば、数値が大きいほど移動速度が早くなります。
(最大値は255で、レベルの概念がないステータス効果もあります)

「パーティクル」は、ステータス効果が付与されたプレイヤーの周りに表示されるモヤモヤのことです。

「effect」コマンドの入力例

入力例としては以下のようになります。

入力例効果
/effect @a night_vision 600 0 trueすべてのプレイヤーに「暗視」の効果を600秒間与える(パーティクル非表示)
(暗視にはレベルの概念がないため、レベルは何を設定しても変わりません)
/effect @s speed 300 10自身に「移動速度上昇(Lv10)」の効果を300秒間与える(パーティクル表示)
/effect @e clearすべてのプレイヤーと周囲のモブのステータス効果を消す
「効果の強さ」または「パーティクル」を指定する場合、それより前の項目がすべて必須入力になります。

ステータス効果IDについては以下を参考にしてください。

ステータス効果ID一覧はこちら
名前ステータス効果ステータス効果ID
 スピード移動速度上昇speed
 鈍化移動速度低下slowness
 勤勉採掘速度上昇haste
 疲労採掘速度低下mining_fatigue
 力攻撃力上昇strength
 回復即時回復instant_health
 ダメージ即時ダメージinstant_damage
 跳躍跳躍力増加jump_boost
 目まい画面がゆがむnausea
 再生時間で回復regeneration
 耐性ダメージ減少resistance
 耐火火炎耐性fire_resistance
 水中呼吸溺れなくなるwater_breathing
 透明化透明になるinvisibility
 目つぶし視界が暗くなるblindness
 暗視視界が明るくなるnight_vision
 空腹満腹度が早く減少するhunger
 弱体化近接攻撃の威力低下weakness
 毒時間でダメージpoison
 衰弱時間でダメージwither
 HP ブースト体力の最大値増加health_boost
 吸収使い捨ての体力を得るabsorption
 飽和満腹度回復saturation
 浮遊徐々に浮いて行くlevitation
 致死毒時間でダメージfatal_poison
 コンジット パワーコンジットと同じ効果conduit_power
 低速落下落下速度低下slow_falling
 凶兆村に入ると襲撃イベントbad_omen
 村の英雄村人の交易が値引きvillage_hero
暗闇視界が暗くなるdarkness

※目つぶしはヒナソウから作った「あやしいシチュー」と同じ効果、暗闇は「ウォーデン」が発生させるのと同じ効果です。

※コンジットパワーは、水中にいる時に「水中呼吸」「暗視」「採掘速度上昇」を与える効果です。

「fill」指定した範囲に指定したブロックを一括設置する

現在、2023年3月14日に行われたver1.19.70アップデートのコマンドの仕様変更により、この記事で紹介している「/fill」コマンドの一部が使えなくなっています。
(該当箇所については打ち消し線を入れています)

【追記】
とりあえず「どういう仕様変更があったのか」「今後どのようにコマンドを入力すればいいのか」を解説した記事を新しく作りました。

仕様変更で困っている方は以下の記事を参考にしてください。

統合版ver1.19.70の「fill」「setblock」コマンドの仕様変更を解説

整地をしたり、ブロックを敷き詰めたりできるコマンドです。

置換方法を指定すれば、中が空洞の立方体を作ったり、指定したブロックを別のブロックに置き換えたりもできます。

ただし、設置範囲や設置数などにルールがあるので、応用して使うにはそれなりの理解が必要です。

「/fill」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/fill 始点のx座標 始点のy座標 始点のz座標 終点のx座標 終点のy座標 終点のz座標 ブロックID データ値 置換方法

データ値とは、統合版におけるブロックIDの続きだとお考え下さい。

例として、「stone」は『石』のブロックIDですが、「stone 1」は『花崗岩』のブロックIDとなり、この「1」というのがデータ値と呼ばれるものです。

データ値については、最近のアップデートによってコマンドにより使用したりしなかったり、新しいブロックIDが用意されたりされてなかったりする複雑な状況にあり、今後廃止される可能性もあります。

ブロックIDについてはこちらのnishiさんの記事がおすすめです。

置換方法には以下の6種類があります。

未指定指定した範囲のすべてのブロックを置き替える
destroy(非推奨)指定した範囲のブロックを破壊して置き換える
破壊したブロックはドロップする
hollow指定した範囲の外側にのみブロックを設置する
内部は空洞になる
outline指定した範囲の外側にのみブロックを設置する
内部はそのままになる
keep指定した範囲の空気ブロックを置き換える
replace ブロックID指定した範囲の指定したブロックを置き換える

destroyは、ブロックが大量にドロップし、機種によってはワールドがクラッシュしかねないので極力使わないこと。

そして、設置範囲や設置数には以下のルールがあります。

設置範囲と設置数のルール
  • シミュレーション距離の範囲内にしか設置できない
    (範囲外を指定した場合は『世界の範囲外にブロックを設置することはできません』というエラーが出ます)
  • 一度に設置できるのは32768ブロックまで
    (設置数制限を超えた場合は『指定した領域にあるブロックが多すぎます』というエラーが出ます)

シミュレーション距離についてはこちらの記事を参考にしてください。

「fill」コマンドの入力例

入力例①:フラットの世界の床を鉄ブロックにする
フラットの世界の床を鉄ブロックに

シミュレーション距離4の場合

/fill 47 -61 47 -32 -61 -32 iron_block

シミュレーション距離8の場合

/fill 79 -61 79 -64 -61 -64 iron_block

ワールドの新規作成から、「詳細設定」→「平坦な世界」をONにして世界を生成し、初期地点で上記のコマンドを実行すると、周りの床が「鉄ブロック」になります。

y座標を「-62」「-63」と変更しながら実行すれば床下も鉄ブロックにできますし、「0」などにすれば空中に鉄ブロックの大地を作ることもできます。

なお、より広範囲の床を効率的に塗り替えたい場合は、以下の所長さんの動画を参考にしてみてください。

【参考動画】
【研究所の作り方】「床一面のブロックを塗り替えるコマンド」解説【マイクラ統合版】【ゆっくり実況】

入力例②:自分の周囲を整地する
コマンドで整地したあと

自分から周囲32マス、高さ6マス目までを「空気ブロック(air)」に置き換えるコマンド

/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air

整地をしたい場合は、整地したい範囲を「空気ブロック(air)」に置き換えましょう。

「世界の範囲外にブロックを設置することはできません」というエラーにならないようにするコツは以下を参照してください。

シミュレーション距離について理解できなかったり、どこまでシミュレーション距離の範囲なのか調べるのが面倒な場合は、指定する座標「x,z」を自分のいる座標から「±32」までにしておくとエラーになりません。
(シミュレーション距離4の場合。8の場合は±64まで)

上の例の場合、「自分から」を意味する「~」を付け、自分の周囲32マス、高さは6マス目までを指定しています。

これならば、シミュレーション距離の範囲外を指定することもなく、設置数制限にも引っかかりません。

入力例③:付近に鉱石がどのくらいあるか調べる

深層の鉱石が見える状態
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air replace deepslate
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air replace lava
/fill ~32 ~0 ~32 ~-32 ~6 ~-32 air replace gravel

置換方法「replace」と、整地のコマンドの応用です。

ダイアモンドの鉱石が出やすい深層の「ディープスレート(deepslate)」を「空気ブロック(air)」に置き換えて、付近に鉱石がどの程度あるのか見えるようにしてみました。

「溶岩(lava)」と「砂利(gravel)」も邪魔だったのでそちらも置き換えています。

「↑キー(十字キー上)」でチャットの履歴を呼び出せば、最後のブロック名を変えるだけで済みます。

ツース
ツース

同じようにネザーで「ネザーレック(netherrack)」を指定すれば、『古代のがれき』がどの程度あるのかも見れますね。

「time」ワールドの時刻を変更する

自由に時刻を変更でき、モブの動作確認などにも使えるコマンドです。

統合版では、チャットウィンドウの左の「/」マークから「時間」を選ぶと簡単に実行できます。

「time」コマンドの基本的な構文は以下の通りです。

/time set 文字or数字

文字を入力すると6段階の時間設定ができ、数字を入力するとさらに細かく時間設定ができます。

入力可能な文字および、それに対応した数字は以下の通りです。

時間文字数字
日の出sunrise23000
日中day1000
正午noon6000
日没sunset12000
night13000
午前0時midnight18000

「weather」天気を変更する

「晴れ」「雨」「雷雨」の3種類の天気に変更できるコマンドです。

統合版では、チャットウィンドウの左の「/」マークから「天候」を選ぶと簡単に実行できます。

「/weather」コマンドの基本的な入力方法は以下の通りです。

/weather 天候 持続時間(秒)

基本的にはチャットウィンドウの「/」マークを利用し、持続時間を設定したい場合のみ「秒」を入力するといいでしょう。

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まとめ

今回は、マイクラ統合版におけるコマンドの基本的な使い方と、よく使うコマンドを紹介させて頂きました。

コマンドは通常プレイではあまり使うことはありませんが、クリエイティブモードで建築や装置のテストをする時にとても便利です。

もっと複雑なコマンドや、コマンドブロックといったものもありますが、まずは今回紹介した簡単なコマンドから使ってみてください。

コマンドよりも簡単に建物をコピーできるストラクチャーブロックの使い方はこちら

コマンドを使って自作の対戦型ミニゲームを作ってみました

コマンドを使ったカウントタイマーの作り方

コメント

  1. 食用キノコじゃない、キーボードだよ( ´ ▽ ` ) より:

    めちゃわかりやすい
    誰でも簡単に出来そう。

    • ツース ツース より:

      >>食用キノコじゃない、キーボードだよ( ´ ▽ ` ) さん
      お褒めいただきありがとうございます!
      難しいコマンドはともかく、簡単なコマンドはちょっとした便利機能の感覚で使えるので、ぜひ使ってみて下さいね。

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