自分が初めてネザーを使って長距離移動しようと思った時のこと。
ネザーの長距離移動について調べてみると
- ネザーの移動は表世界(オーバーワールド)の8倍
- ネザーで100マス移動すると表世界では800マス
というような情報はわかりましたが
具体的にどうしたらいいの…?
ネザーなんて危険なのに交通に使えるの…?
ワープ先のゲートが変なところに出来ちゃうのでは…?
と、不安に思ってなかなか手が出せなかったものです。
というのも、解説サイトなどに書かれていたのは「ネザーとオーバーワールドの座標の関係」や「ネザーゲートを作る座標の計算方法」だけで、
『どうしたらネザーを安全に移動できるのか』
『ネザーゲートを任意の場所にするにはどうすればいいのか』
といったことが書かれていなかったのです。
そこで今回は、ネザーを使って安全に長距離移動する方法や、ネザーゲートを任意の場所にする方法を、より具体的に、実践例をまじえて解説します。
当時の自分と同じように、ネザーを使った長距離移動に不安を感じる方の参考になれば幸いです。
ネザーとオーバーワールド(表世界)の座標の関係
ネザーとオーバーワールド(表世界)の座標の関係について簡単に説明しておきます。
少し難しく感じるかもしれませんが、ここでは「8倍」という数字だけ覚えてもらえれば大丈夫です。
ネザーと表世界の座標の関係は「8倍」という数字になっています。
例えば表世界の「x=800, z=80」にネザーゲートを作ってワープすると、ネザー側はそれを8で割った「x=100, z=10」の付近にワープします。
(地形によって多少ズレます)
そこからネザーを100マス移動して「x=200, z=10」にネザーゲートを作ってワープすると、表世界はそれを8倍した「x=1600, z=80」の付近にワープします。
つまり、ネザーを100マス移動すると、表世界はその8倍の800マスを移動したことになります。
これがネザーを使った長距離移動の基本的な仕組みです。
ただこれだけだと
- 具体的にどうすればいいの?
- どうしたら安全にネザーを移動できるの?
- ゲートを任意の場所に作るにはどうしたら?
と、わからないことも多いと思います。
というわけで今回は、実践例をふまえた「3つの手順」で、長距離移動のやり方を解説していきます。
ネザーを使って長距離移動するのに必要な準備
座標表示をONにする
まず、座標を表示していない場合は、座標表示の設定をONにしましょう。
座標表示設定は、「設定」→「ゲーム」の中にあります。
必要なアイテム
必要なアイテム | 入手方法(クラフト) | 備考 |
---|---|---|
黒曜石×30 | 溶岩源に水をかけてダイヤのツルハシで採掘 | |
火打ち石と打ち金 | 火打ち石+鉄の延べ棒 | |
ダイヤモンドのツルハシ | ダイヤモンド3+棒2 | 黒曜石を回収するため |
はしご | 棒7で3つ作れる | 無くても可 |
ネザーを使って安全に長距離移動する手順
ネザーを使って安全に長距離移動を行うために、以下の3つの手順で作業を行っていきます。
- ネザー側のゲートを安全な場所に移動する
- 表の世界の移動先にネザーゲートを作る
- ネザー側の対応した座標にネザーゲートを作る
手順①: ネザー側のゲートを安全な場所に移動する
ネザーに入るたびにモンスターに囲まれては危険なので、まずはネザー側のゲートを「y=14」という比較的安全な高さに移動させます。
ネザーの「y=20」より低い座標は、洞窟はあっても開けた場所はなく、「ガスト」のような面倒なモンスターに襲われにくいためです。
中でも「y=14」の付近は、ネザライト装備の材料となる「古代の残骸」が出やすく、この副産物を狙った高さです。
まずはじめに、表世界の拠点近くなどに移動元となるネザーゲートを作り、「X, Z」座標をメモします。
座標をメモしたら、ネザーに移動しましょう。
「メモする座標はゲートの右マス?左マス?」と思うかもしれませんが、多少のズレは関係ないので、近い座標をメモすれば大丈夫です。
ネザーに移動したら、身の安全を確保しつつ「y=14」の高さまで穴を掘っていきます。
穴の掘り方は、階段状に掘っても縦穴を掘っても構いませんが、階段状に掘るほうが安全です。
縦穴を掘る場合は『はしご』を用意して、昇降できるようにしておきましょう。
穴を掘ると溶岩が噴き出してくることがあるので、常にブロックを手元に置いてふさげるようにしておきましょう。
また、「y=31~21」付近は溶岩湖になっていることがあり、掘り進めなくなってしまうことがあります。
その場合は掘る場所を変えてみたり、近くに溶岩湖のない場所を掘るようにしてください。
落下にも注意をしましょう。
縦穴を掘る場合はとくに落下しやすいので、真下を掘るのではなく幅2マスで掘って足元を確認しましょう。
また、貴重品も持たないようにしましょう。
「y=14」の高さまで来たら、その高さのまま最初にメモした『表世界のゲートの座標「x, z」÷8』の座標まで掘り進めます。
そして、その座標付近にネザーゲートを作り、「火打ち石と打ち金」で火を付けておきます。
先ほどの画像の例でいうと、表世界のゲートの座標は「1154, 71, 566」だったので、
x座標とz座標を8で割った、ネザーの「144, 14, 70」のあたりにゲートを作ればOK!
最後に、掘ってきた道を戻って最初にネザーにワープしてきたネザー側のゲートを壊します。
これでネザー側のゲートの位置を「y=14」という比較的安全な場所に移動することができました。
もう一度「y=14」の高さに作ったゲートまで戻り、ゲートを通って表世界に戻りましょう。
手順②: 表世界の移動先にネザーゲートを作る
次に、表世界の移動したい先にネザーゲートを作り、火だけつけます。
そして、この移動先に作ったネザーゲートの座標をメモしておきます。
それが出来たら、最初の拠点のネザーゲートまで表世界を移動して戻りましょう。
手順③. ネザー側の対応した座標にネザーゲートを作る
移動元のゲートからネザーに移動し、先ほどメモした『表世界の移動先のゲートの座標「x, z」÷8』まで、y=14の高さを掘り進めていきます。
そして「表世界の移動先のゲートの座標「x, z」÷8」の座標にネザーゲートを作ります。
さっきの移動先の例にした村の座標は「612, 75, -430」だったので
ネザーの「76, 14, -53」のあたりゲートを作ればOK!
このゲートに火をつけてワープしてみましょう。すると・・・
先ほど移動先に作って火だけつけたゲートから出てこれたかと思います。
これで、ネザーを使って移動したいところまで安全に長距離移動できるようになりました。
表世界の移動先が遠いときは?
今回の例では、表世界の移動元から移動先までは600マスほどしか離れていないので、手順②の「表世界の移動先にゲートを作る」はそれほど大変ではありませんでした。
ところがこれが5000マスとか10000マスとかになってくると、表世界の移動先にゲートを作って戻ってくるのは一苦労です。
こういった場合は、ネザー側にゲートを作ってワープし、表世界のゲート位置を調整するのも手です。
ここでは、表世界の移動先の目標として「x=5000, z=-5000」を例にしてみます。
表世界の移動距離で約9000マス、とてもじゃないですがゲートを作って戻ってくるなんて大変ですよね。
まず、表世界の移動先の座標「x=5000, z=-5000」÷8である「x=625, z=-625」まで、ネザーの「y=14」の高さを掘り進めます。
なかなかの距離があるので掘り進めるのは大変ですが、「古代のがれき」の入手チャンスもあるので頑張って道を作りましょう。
「x=625, z=-625」まで辿り着いたら、ネザーゲートを作ってワープします。
この方法の場合、表世界に事前にゲートを作っていないため、表世界のどこにゲートが生成されるかわかりません。
運よく地上にゲートが生成されれば良いのですが・・・
地下の洞窟などにゲートが生成されてワープしてしまうことも少なくありません。
今回は「y=-17」という深さのアメジストジオードに出てしまいました。
目的地がアメジストジオードならこのままでも良いのですが、今回はこのゲートを地上に移したいと思います。
まずは出てきたゲートを壊します。
そして、どんな方法でも良いので、とにかく地上まで上がりましょう。
階段のように掘ってもいいですし、ジャンプでブロックを積み上げながら真上に掘っても構いません。
ネザーに比べると可能性は低いですが、溶岩が落ちてくる可能性は常に頭に入れておきましょう。
地上に出てみると、そこは海でした。
これでは地上にゲートが自動生成されなかったのもうなずけます。
地上に出ることができたら、ネザーに作ったゲートの座標「x=625, z=-625」を8倍した座標「x=5000, z=-5000」の付近にネザーゲートを作り、ワープしてみましょう。
先ほどネザーに作ったゲートにワープできたかと思います。
これで、ネザーを使って表世界の「x=5000, z=-5000」という離れた所まで移動できるようになりました。
こちらの方法は、表世界の地下から這い上がる作業が必要になる可能性がありますが、かなり離れたところまで長距離移動する場合はこちらの方が時短になると思います。
まとめ
最後に、ネザーを使って安全に長距離移動する3つの手順のおさらいです。
- 手順①ネザー側のゲートを安全な場所に移動する
ネザーを「y=14」の高さまで掘って移動し、『移動元となる表世界のゲートの座標「x, z」÷8』の位置にゲートを作って、最初にネザーにワープしてきたゲートを壊す。
- 手順②表の世界の移動先にネザーゲートを作る
表世界の移動したい先にネザーゲートを作って火だけつけ、ワープはしないで移動元まで戻る。
- 手順③ネザー側の対応した座標にネザーゲートを作る
移動元からネザーに入り、『移動先となる表世界のゲートの座標「x, z」÷8』まで掘り進めて、ゲートを作ってワープする。
手順1で「y=14」の高さまで階段状に掘った場合は、階段などを設置して上まであがりやすくしておくと便利ですね。
ネザーを安全な長距離移動手段として使えるようにしておけば、遠くのバイオームまでアイテムを取りに行ったり、村人を移動させたりする時にも便利です。
ぜひ今回紹介した方法で、ネザーを使った長距離移動を利用してみてくださいね。
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より詳しくネザーゲートの仕組みについて知りたい方は、こちらの「レッドストーンソウチケンキュウジョ」さんの記事を参考にしてみてください。
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